2024.05.20
福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
千葉県大会は5月16日~19日の4日間、千葉市の県スポーツセンター陸上競技場で開催された。
最終日の男子5000mではスタートから先頭に立った鈴木琉胤(八千代松陰3)が13分56秒07で2連覇。1000m2分52秒、2000m5分44秒と自己ベスト(13分51秒52)と比べて、ややゆったりしたペースで入ったが、3200m過ぎからギアを1段階上げて独走した。
4000mの通過は、11分18秒とこの1000mを2分45秒で駆け抜けると、残り1000mも2分38秒でカバー。3年前の全中3000m覇者で、チームの全国高校駅伝2年連続3位に貢献しているエースは、「比較的余裕を持ちながら走って13分台を出したのは、次につながります。インターハイでは日本人トップだけでなく留学生相手にもチャレンジしていきたいという目標があるので、コンディションを崩さないようにして南関東大会を迎えたいです」と意気込んでいた。
この他の男子種目では4×100mリレーで市船橋が40秒26の大会新。2位の東海大望洋も40秒58と従来の大会記録(40秒63)を上回った。八種競技では宮下輝一(市船橋2)が5619点と12年ぶりに大会記録を更新。宮下はやり投(57m36)も優勝し、男子個人種目ではただ1人の2冠に輝いた。ハンマー投はU18大会覇者の鈴木駿星(長生3)が63m47で自己新Vを飾り、2位の米倉伸之助(成東3)も61m56と60mオーバーを果たしている。
100mでは馬原浩志郎(市船橋3)が10秒54(-0.8)で1位。2位には中学記録(10秒54)保持者のルーキー・片山瑛太(市船橋1)が10秒70で入った。400mは大田鷹生(専大松戸3)が47秒35でV。4×400mリレーは成田が3分12秒88で優勝した。
女子種目では、100mで杉本心結(市船橋3)が11秒91(-0.8)で1位。200mは1年生のバログン・ハル(市川)が高1歴代6位の24秒13(-1.2)で制した。4×100mリレーは杉本が2走に入った市船橋が46秒20で快勝。中長距離では横山桃花(市船橋2)が1500m(4分29秒51)、3000m(9分48秒38)の2冠を達成した。
フィールド種目では、土屋美潤(成田3)が走幅跳を6m03(+1.7)、三段跳は大会新の12m52(+1.8)で2種目V。ハンマー投は栗原莉央(木更津総合3)が大会新の49m28を放った。
学校対抗は市船橋が男女ともに総合優勝。トラック、フィールド、混成競技でいずれもトップに立ち、男子は137点、女子は167点を獲得した。
南関東大会は6月14日から4日間、東京・駒沢競技場で行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.25
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報