◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目
関東インカレの最終日が行われ、男子1部ハーフマラソンはブライアン・キピエゴ(山梨学大)が1時間1分38秒で2連覇を飾り、梅崎蓮(東洋大)が1時間3分19秒で2位に続いた。
圧巻の3年連続表彰台という結果に、梅崎は「非常に良かったです」。しかし、キピエゴに大差をつけられた内容には「昨年も離されてしまったので、改善点です」と冷静に分析した。
やや蒸し暑さを感じるレースで、「(事前の)調整もうまくいっていなくて、重い感覚がありました」。スタートからは冷静に集団でレースを進めつつ、経験豊富な4年生は勝負どころを見極めていた。「集団で行って、後半で出るプランでした」。
3位に入った白川陽大(中大)が15km付近で仕掛けるも対応し、17km過ぎでギアを上げる。「(周回コースの)ラスト2、3周で一気に出て、突き放そうと思っていました」。結果的に白川に22秒差を付けて、日本人トップを確保した。
2年時は2位、昨年は3位。今年は2月に延岡西日本マラソンを経験するなど、さらに地力を高めて臨んだ最後の関東インカレだった。「春の大事なレース。思い入れのある大会です」と思いを吐露した。
大学全体では対校得点が今ひとつ伸びず、2部降格の可能性も出ていた。その中で、梅崎が2位に入り、後輩の薄根大河が4位と得点を上積み。「経験豊富な選手がいるハーフで点を取らないといけなかった。3人で入賞しようと話していました」と話す。
関東インカレでは復活を目指す石田洸介、小林亮太がともに10000mで自己記録を更新するなど、最上級生の活躍が際立つ。「負けてられないなと思いました。自分たちで『この東洋大を立て直そう』と、引っ張っていきたいです」と梅崎。強い鉄紺集団へ、ここから巻き返しを図っていく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
-
2025.03.30
-
2025.03.30
-
2025.03.29
-
2025.03.29
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.08
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
第319回日体大長距離競技会が3月30日に行われ、男子5000m8組で1年生の池間凛斗(順大)が13分36秒26の好記録をマークして組トップだった。 池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区で力走し、 […]
2025.03.30
【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]
2025.03.30
丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権
アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報