◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)3日目
関東インカレの3日目に女子棒高跳が行われ、小林美月(日体大2)が4m00を跳んで大会連覇を達成。4連覇への資格を得た。
3m60からスタートし、3m80、90と1回でクリア。「その流れはすごく良かったです」。4m00を2回目に跳んで優勝を決めた。続く4m10は失敗に終わったが、強い横風が吹き荒れるなか、“女王”としての貫禄を示した。
「プレッシャーもあって、一昨日からなかなか寝られなくて、今日も4時間しか寝られなかったんです」と明かす。それでも、「会場に入ったら応援がすごく響いて、雰囲気が良くて楽しみながら試合をできました」と仲間のエールを力に変えた。初日には同期・北田琉偉が自己新で初優勝。「男女優勝するぞという気持ちで臨んだ」と気合を入れた。
昨年は関東インカレを制し、4m13(U20歴代3位タイ)も持つ。だが、その関東インカレの後から腰に痛みがあったという。しばらくしてMRIを取ると「亀裂が入っていた」。春前はジョグをするのも痛む時もあり、兵庫リレーカーニバルでも3m84の5位止まり。ただ、走り方や土台を作ることで徐々に改善してきた。
冬場は北田らと米国や台湾遠征も敢行。世界トップ選手の試技を間近で見て「レベルの差を感じましたし、助走のスピードやポールの長さが違った」と体感したと同時に「自分ならいけると信じたい」と覚悟を持つきっかけにもなった。
4m10は惜しくも届かなかったが、「今日は走れていたので2回目に、フレックスの硬いポールを使えたのも収穫です」と手応えをつかみ、「4m20はいける。台信(愛)さんの持つ日体大記録(4m20)を塗り替えたいです」と力強く語った。
これで関東インカレこの種目5人目の連覇。今季は日本学生個人、日本インカレの優勝を目標に、6月には連覇しているU20日本選手権ではなく、シニアの日本選手権で日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)らに挑戦する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.22
田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設
2024.11.21
早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結
2024.11.21
立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.22
田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設
来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]
2024.11.21
早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結
11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]
2024.11.21
立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン
第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]
2024.11.20
M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」
神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]
2024.11.20
第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑
・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会