HOME 国内、大学

2024.05.09

男子1部10000m平林樹が日本人トップ チームメイト留学生上回り「うれしいし、びっくり」/関東IC
男子1部10000m平林樹が日本人トップ チームメイト留学生上回り「うれしいし、びっくり」/関東IC

24年関東インカレ男子1部10000mで2位に入った平林樹

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)1日目

関東インカレの1日目が行われ、男子1部10000mはジェームス・ムトゥク(山梨学大)が28分02秒29で優勝し、平林樹(城西大)が28分03秒13で日本人トップの2位に入った。

今季は城西大の男子駅伝部で主将を務める平林が、鋭いスパートで日本人トップに立った。

「下位入賞を目指して、後ろから追っていけばいいと言われていました」と平林。無理をせずに日本人選手が形成した4位集団で冷静にレースを進めた。中盤で3位を走っていたヴィクター・キムタイ(城西大)、8200m過ぎにはムトゥクに食らいついていた2位の花岡寿哉(東海大)を吸収して大集団となった。

2位争いを続けて、残り1周。「ヴィクターがいつも200mから上げていくので、揺さぶりをかける狙いだった」と、250mから仕掛ける。悠々と独走していたムトゥクに迫るようなスパートで、2位を確保した。

チームメイトの留学生を上回り、「タイムも順位もそこまで考えていなかったので、うれしいし、びっくりしています」と驚きを隠さなかった。

城西大は今年1月の箱根駅伝で過去最高の総合3位。新主将は「やることは変わらないと思っています」と自然体を強調する。新チームの目標について問われても「去年は去年のチームなので」と冷静に捉えており、現状では学生三大駅伝で7位が目標だという。

東京・拓大一高では全国高校駅伝の出場はなかったが、大学ではケガなく練習を継続してきた。「しっかりスタミナがついてきているので、速いペースで押せるようになってきている」と成長を実感する4年生。「後半(の駅伝)シーズンではチームのエースとして、しっかりとエース区間で勝負していきたいです」と、力強いまなざしで語った。

◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)1日目 関東インカレの1日目が行われ、男子1部10000mはジェームス・ムトゥク(山梨学大)が28分02秒29で優勝し、平林樹(城西大)が28分03秒13で日本人トップの2位に入った。 今季は城西大の男子駅伝部で主将を務める平林が、鋭いスパートで日本人トップに立った。 「下位入賞を目指して、後ろから追っていけばいいと言われていました」と平林。無理をせずに日本人選手が形成した4位集団で冷静にレースを進めた。中盤で3位を走っていたヴィクター・キムタイ(城西大)、8200m過ぎにはムトゥクに食らいついていた2位の花岡寿哉(東海大)を吸収して大集団となった。 2位争いを続けて、残り1周。「ヴィクターがいつも200mから上げていくので、揺さぶりをかける狙いだった」と、250mから仕掛ける。悠々と独走していたムトゥクに迫るようなスパートで、2位を確保した。 チームメイトの留学生を上回り、「タイムも順位もそこまで考えていなかったので、うれしいし、びっくりしています」と驚きを隠さなかった。 城西大は今年1月の箱根駅伝で過去最高の総合3位。新主将は「やることは変わらないと思っています」と自然体を強調する。新チームの目標について問われても「去年は去年のチームなので」と冷静に捉えており、現状では学生三大駅伝で7位が目標だという。 東京・拓大一高では全国高校駅伝の出場はなかったが、大学ではケガなく練習を継続してきた。「しっかりスタミナがついてきているので、速いペースで押せるようになってきている」と成長を実感する4年生。「後半(の駅伝)シーズンではチームのエースとして、しっかりとエース区間で勝負していきたいです」と、力強いまなざしで語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.23

パリ五輪代表・太田智樹がトラック復帰レース28分12秒12「ちょっと戻ってきた」/八王子LD

◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、5組にパリ五輪代表の太田智樹(トヨタ自動車)が出場。28分12秒12の5着だった […]

NEWS 連覇目指す積水化学・山本有真「いい流れを作りたい」 資生堂・五島莉乃「チームのために最大限の走りを」/クイーンズ駅伝前日会見

2024.11.23

連覇目指す積水化学・山本有真「いい流れを作りたい」 資生堂・五島莉乃「チームのために最大限の走りを」/クイーンズ駅伝前日会見

11月24日に開催される第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)を前に、有力チームの選手たちが前日会見に臨んだ。 前回優勝チームの積水化学からは2年連続で2区に登録された山本有真が出席。「去年の […]

NEWS パリ五輪マラソン6位の第一生命グループ・鈴木優花 1区登録に「殻を破りたい」/クイーンズ駅伝前日会見

2024.11.23

パリ五輪マラソン6位の第一生命グループ・鈴木優花 1区登録に「殻を破りたい」/クイーンズ駅伝前日会見

11月24日に開催される第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)を前に、有力チームの選手たちが前日会見に臨んだ。 今夏のパリ五輪マラソンで6位入賞を果たした第一生命グループ・鈴木優花は、「マラソ […]

NEWS 約1年ぶり復帰のJP日本郵政グループ・廣中璃梨佳「感謝の気持ちを胸に走りたい」/クイーンズ駅伝前日会見

2024.11.23

約1年ぶり復帰のJP日本郵政グループ・廣中璃梨佳「感謝の気持ちを胸に走りたい」/クイーンズ駅伝前日会見

11月24日に開催される第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024)を前に、有力チームの選手たちが前日会見に臨んだ。 前回2位のJP日本郵政グループからは廣中璃梨佳が登壇。廣中は昨年12月の日本選手 […]

NEWS クイーンズ駅伝の区間オーダー発表!5区で積水化学・新谷仁美、日本郵政・鈴木亜由子、資生堂・一山麻緒が対決! 第一生命・鈴木優花は1区に

2024.11.23

クイーンズ駅伝の区間オーダー発表!5区で積水化学・新谷仁美、日本郵政・鈴木亜由子、資生堂・一山麻緒が対決! 第一生命・鈴木優花は1区に

第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城2024/11月24日)の前日となる11月23日、区間エントリーが行われ、出場する24チームのオーダーが発表された。 前回2年ぶりの優勝を飾った積水化学は、3区(1 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top