2024.05.04
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第243回「Road To FUKUOKA」(井上 敦)
2024年のインターハイ都府県大会がいよいよ始まります。各大会の日程はこちらへ!
新年度が始まって1ヵ月ほどですが、高校生は早くも躍動しています。5月3日の静岡国際800mは、男女ともに高校生が優勝しました。記録も素晴らしく、男子は落合晃選手(滋賀学園3)が1分46秒54をマークして、5年ぶりに高校記録とU20日本記録を更新しました。女子は久保凛選手(東大阪大敬愛2)が高校歴代3位、U18日本新の2分03秒57で出しました。
5月上旬に好記録が出て、シーズンが本格化する今後がさらに楽しみです。どこまでタイムを短縮するのやら。ちなみに2人は今年に入って月陸Onlineでインタビューに登場しました。こちらもどうそ。
落合晃(滋賀学園高)800mで世界を目指す
久保凛(東大阪大敬愛高)ターゲットはインターハイ連覇と日本選手権V
先日のU20アジア選手権(4月24日~27日/UAE・ドバイ)では、29名の日本代表のうち、高校生は6人出場。金4、銀2と全員がメダルを持ち帰ってきました。
また、都府県大会が始まるということは、地域によってはすでに支部大会が行われているということにもなります。都府県大会出場を懸けて必死に走って、跳んで、投げたという人もいるはず。
その中に上位大会出場権を獲得した選手もいれば、涙を流した選手もいるでしょう。もう引退という人は、競技を止めた後も陸上競技場に足を運んで陸上を見に行ってほしいです。
そんな高校アスリートが目指すインターハイ。今年は福岡で開催されます。福岡県開催は1974年以来、ちょうど50年ぶり2度目。会場は県庁所在地の福岡市内ではなく、久留米市の県立久留米スポーツセンター。その前年に完成したばかりの新しい競技場で行われました。
その大会で輝いた1人が、お馴染みの瀬古利彦さん(四日市工・三重)。2年生だった前年の地元・三重インターハイで800mと1500mの2冠を達成し、3年生で迎えた福岡インターハイは、5000mも加えた3種目Vを狙いました。結果は800mと1500mはいずれも2連覇を達成しましたが、5000mは2位。のちにエスビー食品でチームメイトとなる中村孝生さん(前橋工・群馬)に敗れて3冠こそ逃しましたが、2年連続中距離2冠も十分過ぎる偉業です。
女子走高跳では、1年生の八木たまみさん(太田商・群馬/現・市太田)が優勝。八木さんはインターハイを3連覇したあと、1978年には日本女子初の1m90に成功。八木さんの身長は1m64で、記録と身長の差26cmは、当時の女子世界最高。ギネスブックにも載ったというのは知られた話です。
それから半世紀。今回は福岡市内に会場を移し、博多の森競技場(1990年竣工)でどんなドラマが生まれるのでしょうか。今から楽しみです。50年前と同じで中距離種目からスター登場かも?
いよいよ高校陸上界も本格化します。福岡を目指してハイパフォーマンスが楽しみなのはもちろんですが、都府県大会(北海道は支部大会)に出場したみなさんが、それぞれ立てた目標を達成できるように願っています。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、夏には400mに転向する。結果的には中学3年間で県大会に進めなかった。しかし、3年秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。 |
過去の編集部コラムはこちら
第243回「Road To FUKUOKA」(井上 敦)

井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、夏には400mに転向する。結果的には中学3年間で県大会に進めなかった。しかし、3年秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。 |
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