上海ハーフマラソンが4月21日、中国の当地で行われた。今季の学生長距離界を牽引する2人が国際レースに挑み、平林清澄(國學院大)が1時間1分23秒の自己新で5位、太田蒼生(青学大)が1時間2分30秒で8位に入った。
2月の大阪マラソンを日本歴代7位、初マラソン日本最高、学生新となる2時間6分18秒で制した平林は、それ以来のレースで改めてその力を示した。
序盤は同じ4年生の太田とともに先頭を引っ張る積極的な走りを見せ、13km付近まではアフリカ勢中心の先頭集団に食らいつく。そこから引き離されてからも粘り、1年生優勝を飾った22年3月の日本学生ハーフで出した自己ベスト(1時間1分50秒)を27秒更新した。
大阪での活躍で、日本陸連ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ シリーズⅢの新人賞を受賞。「箱根駅伝を走る学生でもマラソンも走れることを証明できたと思います」と語っていたが、海外でも結果を残し、その勢いはさらに加速しそうだ。
太田は、2年ぶり総合優勝を飾った第100回箱根駅伝以来のレース復帰。3区で日本人初の1時間切り(59分47秒)を果たしてチームをトップに引き上げ、優勝への道筋を作った。
その激走の反動などから、出場を目指した2月の別府大分、3月の大阪のマラソン2レースは回避。4月6日の絆記録挑戦会10000mで5000mまでペースメーカーを務めたのをステップに、今大会に臨んだ。
箱根駅伝では経験のある距離ではあるが、ハーフマラソンの公認レースは初挑戦のため、これが自己ベストとなる。非公認レースでは宮古サーモン・ハーフに21年、22年と2度出場。1時間2分27秒、1時間3分05秒で2連勝している。
平林、太田はともに4年生。これからのライバル対決にますます注目だ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.03
やり投・北口榛花が今年も「変わり羽子板」に登場!「明るくなってほしい」と願い込め
-
2024.12.02
-
2024.12.01
2024.11.10
全国高校駅伝の都道府県代表出そろう!男子前回Vの佐久長聖、2位・倉敷ら駒進める
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
2024.11.06
駅伝シーズンに向け、ナイキの「EKIDEN PACK」コレクションが登場!
-
2024.11.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.03
100mHパリ五輪代表の福部真子が「菊池病」を公表 高熱などと闘う 練習再開「失ったもんは取り返す」
女子100mハードル日本記録保持者でパリ五輪代表の福部真子(日本建設工業)が自身のSNSを更新し、組織球性壊死性リンパ節炎、通称「菊池病」と診断されたことを明かした。 菊池病の主な症状は発熱と頸部(首)のリンパ節腫脹とい […]
2024.12.03
やり投・北口榛花が今年も「変わり羽子板」に登場!「明るくなってほしい」と願い込め
雛人形などを扱う人形専門店の「久月」が明るい話題を提供した人を描く「変わり羽子板」を12月3日にお披露目し、女子やり投の北口榛花(JAL)が昨年に続いてモデルとして採用された。 メジャーリーグの大谷翔平(ドジャース)や、 […]
2024.12.03
来年の東京デフリンピックへ向け熱戦!日本デフ選手権 国体出場歴もある佐々木琢磨が100m、200mで貫禄のV
聴覚障害のアスリートが競う第2回世界デフ国別・地域別対抗選手権(DAT)兼第21回日本デフ選手権が11月30日~12月1日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われた(ハンマー投のみ29日に大井で実施)。 […]
2024.12.02
1万mで塩尻和也が27分36秒37で1着タイ 山谷昌也27分50秒77 伊藤達彦、長嶋幸宝、鈴木健吾らも27分台/日体大長距離競技会
第318回日体大長距離競技会兼第13回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が12月1日に行われ、NCG男子10000mは日本記録保持者の塩尻和也(富士通)、フィレモン・キプラガット(愛三工業)の2 […]
2024.12.02
東洋大男子長距離部門がセブン銀行と契約「日々挑戦する心で革新」箱根駅伝からロゴ入りユニ着用
株式会社セブン銀行は12月2日、東洋大学陸上競技部男子長距離部門の公式トレーニングウェア・公式ユニフォームへのロゴ掲出に関する契約を締結したと発表した。 東洋大は箱根駅伝で優勝4度を誇り、19年連続シード権獲得中。スクー […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会