HOME 大学

2024.04.18

中京大中京高前顧問の北村肇氏が日本福祉大の総合コーチ就任「東海学生の競技レベルを引き上げたい」
中京大中京高前顧問の北村肇氏が日本福祉大の総合コーチ就任「東海学生の競技レベルを引き上げたい」

北村肇氏(24年2月)

3月まで中京大中京高(愛知)陸上競技部の顧問を務めていた北村肇氏が、4月10日付で日本福祉大学(本部・愛知県美浜町)陸上競技部の指導者として総合コーチに就任した。

北村氏は愛知県出身の65歳。中京高(現・中京大中京高)3年時の1976年インターハイ400mハードルで4位の実績を持つ。早大卒業後の83年に母校の教員として着任すると、陸上部で指導者としてのキャリアをスタートさせた。当初は投てき担当だったが、91年秋頃から短距離も指導。今年春に同校を定年退職するまで全国トップクラスのアスリートを次々と育てた。

近年では男子400mハードルの高橋遼将(現・法大)や、女子短距離の藏重みう(現・甲南大)、女子100mハードルと七種競技の林美希(現・早大)といったインターハイチャンピオンがいる。また、リレーでは男女それぞれの4×100mと4×400mで計6回インターハイVを遂げた。

日本福祉大は1953年に中部社会事業短大として開学。57年には4年生大学として改組し、現在の名前となった。陸上部も活動していたが、2017年にスポーツ科学部が創設されると、部員も増加。キャンパスに隣接した美浜町運動公園に全天候の陸上競技場が新設され、6月の正式オープンを前に、先行して利用している。高校陸上界で豊富な指導実績を持つ北村氏を指導者として招聘し、トラック&フィールドに加え、女子駅伝の強化にも力を入れているという。

北村氏は「大学に合わせて陸上部も発展させたい。競技場が隣接しているので環境面は十分。競技の発展に貢献して、東海地区の学生レベルを引き上げたい」と話している。

3月まで中京大中京高(愛知)陸上競技部の顧問を務めていた北村肇氏が、4月10日付で日本福祉大学(本部・愛知県美浜町)陸上競技部の指導者として総合コーチに就任した。 北村氏は愛知県出身の65歳。中京高(現・中京大中京高)3年時の1976年インターハイ400mハードルで4位の実績を持つ。早大卒業後の83年に母校の教員として着任すると、陸上部で指導者としてのキャリアをスタートさせた。当初は投てき担当だったが、91年秋頃から短距離も指導。今年春に同校を定年退職するまで全国トップクラスのアスリートを次々と育てた。 近年では男子400mハードルの高橋遼将(現・法大)や、女子短距離の藏重みう(現・甲南大)、女子100mハードルと七種競技の林美希(現・早大)といったインターハイチャンピオンがいる。また、リレーでは男女それぞれの4×100mと4×400mで計6回インターハイVを遂げた。 日本福祉大は1953年に中部社会事業短大として開学。57年には4年生大学として改組し、現在の名前となった。陸上部も活動していたが、2017年にスポーツ科学部が創設されると、部員も増加。キャンパスに隣接した美浜町運動公園に全天候の陸上競技場が新設され、6月の正式オープンを前に、先行して利用している。高校陸上界で豊富な指導実績を持つ北村氏を指導者として招聘し、トラック&フィールドに加え、女子駅伝の強化にも力を入れているという。 北村氏は「大学に合わせて陸上部も発展させたい。競技場が隣接しているので環境面は十分。競技の発展に貢献して、東海地区の学生レベルを引き上げたい」と話している。

日本福祉大のコーチ陣を紹介するSNS

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.25

新設のダイヤモンドアスリートNextageに110mH高校記録保持者の古賀ジェレミーや短距離の濱椋太郎、中距離のドルーリー朱瑛里を選出

日本陸連は11月25日、第11期のダイヤモンドアスリート新規認定アスリートと合わせて、新設した「ダイヤモンドアスリートNextage」を発表した。男子短距離の濱椋太郎(目黒日大高3東京)、男子110mハードルの古賀ジェレ […]

NEWS 亜細亜大監督にリオ五輪マラソン代表・佐々木悟コーチが昇格 佐藤信之監督は退任

2024.11.25

亜細亜大監督にリオ五輪マラソン代表・佐々木悟コーチが昇格 佐藤信之監督は退任

亜細亜大は2015年から監督を務めていた佐藤信之監督が10月末をもって退任し、コーチを務めてていた佐々木悟氏が新監督に就任することを発表した。 佐々木氏は秋田県大仙市出身の39歳。秋田工高時代は全国高校駅伝で2、3年時に […]

NEWS 日本陸連ダイヤモンドアスリートに中谷魁聖を選出! 走高跳で高校記録樹立 U20選手権で銅メダルの逸材

2024.11.25

日本陸連ダイヤモンドアスリートに中谷魁聖を選出! 走高跳で高校記録樹立 U20選手権で銅メダルの逸材

日本陸連は11月25日、第11期のダイヤモンドアスリート新規認定アスリートを発表した。 今回、男子走高跳で2m25の高校記録を樹立した中谷魁聖(福岡第一高)が新たに認定された。中谷は昨年のU18大会で自己新の2m16を跳 […]

NEWS 環太平洋大が3年ぶり3回目のV 前回途中棄権の雪辱 岡山大が24秒差の2位/中国四国学生駅伝

2024.11.25

環太平洋大が3年ぶり3回目のV 前回途中棄権の雪辱 岡山大が24秒差の2位/中国四国学生駅伝

第68回中国四国学生駅伝が11月24日、山口市民会館前をスタート、同市のリフレッシュパーク第三駐車場をフィニッシュとする、6区間53.5kmのコースで行われ、環太平洋大が2時間42分31秒で3年ぶり3回目の優勝を飾った。 […]

NEWS バットクレッティが今季クロカン初V クウィゼラが4勝目/WAクロカンツアー

2024.11.25

バットクレッティが今季クロカン初V クウィゼラが4勝目/WAクロカンツアー

11月24日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第9戦のアルコベンダス国際クロスがスペインで開催され、男子(8.04km)はR.クウィゼラ(ブルンジ)が22分59秒で、女子(8.04km)はパリ五輪1000 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top