4月13日、第312回日体大長距離競技会が神奈川県の日体大健志台競技場で行われ、男子5000mの最終組で6着に入った増子陽太(学法石川高2福島)が高校歴代6位、高2歴代最高となる13分34秒60をマークした。
増子は鏡石中時代に3000mで8分11秒12の中学記録を樹立し、全中でも大会新で優勝。スーパー中学生として名を馳せ、名門・学法石川に入学した昨年も5000mで高1歴代2位の13分54秒16を出すと、全国高校駅伝でも1区6位と活躍を続けている。
この日のレースでは、大学生や実業団選手、ケニア人ランナーが作るペースに積極的に食らいつき、自己記録も20秒近く更新。4月24日から始まるU20アジア選手権(UAE・ドバイ)の3000m代表に選ばれており、「ドバイへ向けて、海外の選手にも負けない強い気持ちで臨みました。そこが今回レベルアップを感じられたところです」と冬季トレーニングの成果を実感する走りとなった。
指導する松田和宏監督は「13分45秒ぐらいが目標でしたが、予想以上に走ってくれました。同じペースで押していくのが得意で、天候も恵まれペースもよかったですね」と強みを生かした走りをした教え子を称える。
U20アジア選手権だけでなく、6月開催のパリ五輪選考会となる日本選手権の標準記録も突破。5月からはインターハイ(7月28日~8月1月/福岡)を目指した県大会や東北大会もあり、今後の出場大会にも注目が集まりそうだ。
男子5000m高校歴代10傑
13.22.99 吉岡大翔(佐久長聖3長野) 2022.11.13 13.28.78 折田壮太(須磨学園3兵庫) 2023. 9.24 13.31.19 佐藤圭汰(洛南3京都) 2021.10. 3 13.34.20 飯田翔大(出水中央3鹿児島)2023.11.25 13.34.59 山口竣平(佐久長聖3長野) 2023.11.25 13.34.60 増子陽太(学法石川2長野) 2024.4.13 13.34.74 石田洸介(東農大二3群馬) 2020. 9.27 13.35.16 山口智規(学法石川3福島) 2021.11.14 13.36.57 伊藤大志(佐久長聖3長野) 2020.11.15 13.37.46 長嶋幸宝(西脇工3兵庫) 2022. 5. 4男子5000m高2歴代10傑
13.34.60 増子陽太(学法石川・長野) 2024.4.13 13.38.40 濵口大和(佐久長聖・長野) 2023. 9.24 13.38.96 吉岡大翔(佐久長聖・長野) 2021.10. 3 13.45.86 北村聡(西脇工・兵庫) 2002.10.23 13.46.21 長嶋幸宝(西脇工・兵庫) 2021.12. 5 13.49.81 山口智規(学法石川・福島) 2020.11.29 13.50.51 遠藤日向(学法石川・福島) 2015. 7. 5 13.50.67 吉田圭太(世羅・広島) 2015.10.17 13.51.53 鈴木琉胤(八千代松陰・千葉)2023.11.19 13.51.61 綾一輝(八千代松陰・千葉) 2021. 7.31男子5000mU18歴代10傑
13.31.19 佐藤圭汰(洛南高3京都) 2021.10. 3 13.34.59 山口竣平(佐久長聖高3長野) 2023.11.25 13.34.60 増子陽太(学法石川2長野) 2024.4.13 13.36.57 伊藤大志(佐久長聖高3長野) 2020.11.15 13.38.40 濵口大和(佐久長聖高2長野) 2023. 9.24 13.38.96 吉岡大翔(佐久長聖高2長野) 2021.10. 3 13.45.86 北村聡(西脇工高2兵庫) 2002.10.23 13.46.21 長嶋幸宝(西脇工高2兵庫) 2021.12. 5 13.48.59 徳丸寛太(鹿児島実高3鹿児島)2020.10.11 13.49.45 村山謙太(明成高3宮城) 2010.11.21
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
-
2025.03.30
-
2025.03.30
-
2025.03.29
-
2025.03.29
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.08
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
第319回日体大長距離競技会が3月30日に行われ、男子5000m8組で1年生の池間凛斗(順大)が13分36秒26の好記録をマークして組トップだった。 池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区で力走し、 […]
2025.03.30
【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]
2025.03.30
丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権
アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報