2024.03.26
立教大は4月1日付で、男子駅伝監督に髙林祐介氏が内定したと発表した。
髙林氏は1987年生まれの36歳。三重県出身。上野工高(現・伊賀白鳳高)時代にはインターハイ1500mで優勝するなど活躍した。
駒大では箱根駅伝で2年時に3区区間7位で総合優勝に貢献。3年は8区、4年は9区でそれぞれ区間賞を獲得した。2010年にトヨタ自動車に入社し、同年度の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では3区区間賞でチームの初優勝に貢献している。2016年に現役を退き、22年から母校・駒大のコーチを務める傍ら、早大大学院にも通っていた。
駒大のコーチとして、大八木弘明監督(現・総監督)と藤田敦史監督とともに指導にあたり、至近2年間で出雲・全日本・箱根の三大駅伝で5勝を挙げた。
立教大は1920年に創部。箱根駅伝には1934年の第15回大会から出場し、総合3位(1957年:第33回大会)という成績を持つ古豪だった。創立150周年記念事業「立教箱根駅伝2024」を2018年に立ち上げ、2023年の第99回箱根駅伝で55年ぶりに出場を果たす。昨年10月に復活に導いた上野裕一郎前監督(現・ひらまつ病院)が不適切な行動により解任されたものの、第100回箱根駅伝では2年連続出場を果たし、本大会は14位だった。
現在もトヨタ自動車に籍があり、出向するかたちとなる見込み。髙林氏は「私の役割は選手たちの夢や目標を支援し、それらを叶える手助けをすることです。学生たちが自らの成長と成功を達成するだけでなく、他者への貢献や助け合いを通じて、陸上競技を含めた社会に貢献できる人材を育成することが使命だと感じております」とコメントしている。
3年連続出場、そしてシード権獲得へ。伝統を誇る立教大が“駒大イズム”を融合させて新たなスタートを切る。
髙林祐介氏が立教大監督就任へ!新監督のコメント全文
立教学院創立150周年の節目の年に、この責任ある役割を担うことを託され、感謝申し上げます。 私の役割は選手たちの夢や目標を支援し、それらを叶える手助けをすることです。学生たちが自らの成長と成功を達成するだけでなく、他者への貢献や助け合いを通じて、陸上競技を含めた社会に貢献できる人材を育成することが使命だと感じております。 皆様のご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.31
-
2025.03.26
2025.03.02
初挑戦の青学大・太田蒼生は途中棄権 果敢に先頭集団に挑戦/東京マラソン
2025.03.02
太田蒼生は低体温症と低血糖で途中棄権 「世界のレベルを知れて良い経験」/東京マラソン
-
2025.03.23
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報