HOME お役立ち情報、スキル
【パパママ応援団】塚原博行さん、文美さん「がんばる姿を近くで見ていられることが親として幸せ」
【パパママ応援団】塚原博行さん、文美さん「がんばる姿を近くで見ていられることが親として幸せ」

「子供のがんばりを応援したい!」「でも、どんなふうにサポートすればいいんだろう……」。

そんな悩みを持つみなさんのために、中学生の子を持つ先輩パパママが陸上選手の親ならではの苦労や悩み、テクニックやノウハウを共有していきます。未来の陸上パパママにバトンをつないでいきましょう!

第18回目は、バリバリの市民ランナーである塚原博行さん、妻の文美さんと3人のお子様にご登場いただきました。一体どのようにお子様の活動をサポートしているのでしょうか?

第18回 塚原博行さん、文美さん/惟歩君(中3)、泰志君(中1)、乃夏世さん(小4)「がんばる姿を近くで見ていられることが親として幸せ」

家族メモ
父の博行さんは大学までサッカーに明け暮れたものの、子供たちと親子マラソンに出場したことがきっかけで走り出し、2023年10月にはフルマラソンで2時間43分27秒をマーク。母の文美さんも中学までは陸上部だったが、今はウォーキングと応援専門とのこと。

Q.子供が陸上を始めて良かったと思うこと

競技を通して、自分自身の全力を出し切るために、がんばれる子になれたことです。また、そのがんばっている姿を近くで見ていられることが親として幸せだと感じています。

Q.お子様の食事でのこだわりや気をつけていることは?

なるべく多種類の食材を使うようにし、特にたんぱく質と鉄分を多く摂取できるように心掛けています。夫婦共働きなので、どうしても作り置きが多くなってしまいますが、食事の時間はなるべく合わせるようにしています。レース前日は、肉うどんが勝負メシです。3人のレースが続くと、3日連続うどんということも……。

とある日の夕食メニュー。いろいろな食材を使うように心掛けています

Q.洗濯でのこだわり、気をつけていること

特にこだわりはありませんが、家での朝練、学校ジャージ、部活と、とにかく洗濯物が多くて大変です。「サッカー部や野球部の泥んこに比べれば……!」と思ってがんばっています。

Q.陸上ならではの大変なこと、悩み

陸上競技は他のスポーツよりも、特にメンタルが競技成績を左右する非常に繊細なスポーツだと感じています。大会前の声かけや、思い通りの走りができなかった時の接し方など、親も勉強しないといけないなと感じています。それと、シューズが高すぎる!!

Q.陸上の知識はどのようにして学んでいますか。

クラブのコーチから教わることが多いです。所属クラブのコーチからは、陸上だけでなく、普段の生活についてのヒントもいただいています。月陸オンラインの記事やYouTubeも参考にしているようです。

Q.お子様は陸上と勉強との両立はできていますか

できていると信じたいです。親としては、やはり勉強はそれなりにはできてほしいと思っているので、何かと大変だとは思いながらも塾にも通わせています。今のところは何とか両立できている……かな?

Q.お子様の進路先はどんな風に決めていく予定ですか?

本人たちの希望を第一優先で考えています(両親としての希望はいろいろありますが……)。チャンスがあるのなら、チャレンジしてみようという考えで進路は考えています。

Q.陸上のシューズやウェアはどこで購入していますか?

シューズはネットショップが多いですが、小さい頃からお世話になっている店舗で買うことも多いです。ちなみにネット販売は某厚底シューズの偽物もあるので、みなさんお気をつけください!!

Q.お子様の競技についてアドバイスすることはありますか?

父も市民ランナーとして同じメニューで練習することも多く(さすがについていけませんが)、走った感覚や、フォームなど、気づいた点をみんなで伝え合っています。レースに関しては「1本1本悔いの残らないよう、自分の力を出し切ろう」と伝えています。

一緒に走ることで気づいたことも伝えるようにしています

Q.陸上初心者パパママへのアドバイスがあればお願いします

我が家もそうですが、どうしても「もっと、もっと」と上を目指して練習をやらせ過ぎたり、レース結果に対しても厳しくなったりすることがあると思います。本人が「強くなりたい!」という意思をしっかり持って、毎日の練習を続けていくことが成長への道だと思うので、子供たちを信じましょう。

 

塚原惟歩(川越砂中3埼玉/SSAC)

種目&自己記録
1500m 4分10秒37
3000m 9分09秒13

塚原泰志(川越砂中1埼玉/SSAC)

種目&自己記録
1500m 4分26秒05
3000m 9分28秒76

塚原乃夏世さん(小4/ファイト川越)

種目&自己記録
1000m 3分37秒72

Q.陸上を始めたきっかけ
惟)幼なじみの上級生が入っていたスポーツ少年団に入団したのがきっかけです。
泰)走るのが速くなりたかったから。実際は、兄と一緒に連れていかれたから。
乃)2人の兄が陸上クラブで走っていたからです。

Q.陸上に取り組んで良かったと思うこと
惟)埼玉だけでなく、いろいろな地域にたくさんの友達ができたこと。
泰)人間性を学ぶことができて、心が強くなった。友達がたくさんできたこと。モテること。
乃)持久走大会で1位になれたこと。

Q.好きな選手、あこがれの選手は?
惟)三苫薫選手(サッカー)。繊細なタッチがすばらしいから。
泰)イチロー選手 ユーモアがあって、人間性が素晴らしいから。
乃)三浦龍司選手(順大)。かっこいいから!

Q.今後の目標
惟)高校で都大路を走ることと、大学で箱根駅伝を走ることです!
泰)2年で全中出場、全中で入賞! 高校ではインターハイ出場。ナイキのスポンサーがつくこと!
乃)1000mで3分20秒を切る!!

※情報は2024年2月14日時点

「子供のがんばりを応援したい!」「でも、どんなふうにサポートすればいいんだろう……」。 そんな悩みを持つみなさんのために、中学生の子を持つ先輩パパママが陸上選手の親ならではの苦労や悩み、テクニックやノウハウを共有していきます。未来の陸上パパママにバトンをつないでいきましょう! 第18回目は、バリバリの市民ランナーである塚原博行さん、妻の文美さんと3人のお子様にご登場いただきました。一体どのようにお子様の活動をサポートしているのでしょうか?

第18回 塚原博行さん、文美さん/惟歩君(中3)、泰志君(中1)、乃夏世さん(小4)「がんばる姿を近くで見ていられることが親として幸せ」

家族メモ 父の博行さんは大学までサッカーに明け暮れたものの、子供たちと親子マラソンに出場したことがきっかけで走り出し、2023年10月にはフルマラソンで2時間43分27秒をマーク。母の文美さんも中学までは陸上部だったが、今はウォーキングと応援専門とのこと。
Q.子供が陸上を始めて良かったと思うこと 競技を通して、自分自身の全力を出し切るために、がんばれる子になれたことです。また、そのがんばっている姿を近くで見ていられることが親として幸せだと感じています。 Q.お子様の食事でのこだわりや気をつけていることは? なるべく多種類の食材を使うようにし、特にたんぱく質と鉄分を多く摂取できるように心掛けています。夫婦共働きなので、どうしても作り置きが多くなってしまいますが、食事の時間はなるべく合わせるようにしています。レース前日は、肉うどんが勝負メシです。3人のレースが続くと、3日連続うどんということも……。 [caption id="attachment_128284" align="alignnone" width="800"] とある日の夕食メニュー。いろいろな食材を使うように心掛けています[/caption] Q.洗濯でのこだわり、気をつけていること 特にこだわりはありませんが、家での朝練、学校ジャージ、部活と、とにかく洗濯物が多くて大変です。「サッカー部や野球部の泥んこに比べれば……!」と思ってがんばっています。 Q.陸上ならではの大変なこと、悩み 陸上競技は他のスポーツよりも、特にメンタルが競技成績を左右する非常に繊細なスポーツだと感じています。大会前の声かけや、思い通りの走りができなかった時の接し方など、親も勉強しないといけないなと感じています。それと、シューズが高すぎる!! Q.陸上の知識はどのようにして学んでいますか。 クラブのコーチから教わることが多いです。所属クラブのコーチからは、陸上だけでなく、普段の生活についてのヒントもいただいています。月陸オンラインの記事やYouTubeも参考にしているようです。 Q.お子様は陸上と勉強との両立はできていますか できていると信じたいです。親としては、やはり勉強はそれなりにはできてほしいと思っているので、何かと大変だとは思いながらも塾にも通わせています。今のところは何とか両立できている……かな? Q.お子様の進路先はどんな風に決めていく予定ですか? 本人たちの希望を第一優先で考えています(両親としての希望はいろいろありますが……)。チャンスがあるのなら、チャレンジしてみようという考えで進路は考えています。 Q.陸上のシューズやウェアはどこで購入していますか? シューズはネットショップが多いですが、小さい頃からお世話になっている店舗で買うことも多いです。ちなみにネット販売は某厚底シューズの偽物もあるので、みなさんお気をつけください!! Q.お子様の競技についてアドバイスすることはありますか? 父も市民ランナーとして同じメニューで練習することも多く(さすがについていけませんが)、走った感覚や、フォームなど、気づいた点をみんなで伝え合っています。レースに関しては「1本1本悔いの残らないよう、自分の力を出し切ろう」と伝えています。 [caption id="attachment_128285" align="alignnone" width="800"] 一緒に走ることで気づいたことも伝えるようにしています[/caption] Q.陸上初心者パパママへのアドバイスがあればお願いします 我が家もそうですが、どうしても「もっと、もっと」と上を目指して練習をやらせ過ぎたり、レース結果に対しても厳しくなったりすることがあると思います。本人が「強くなりたい!」という意思をしっかり持って、毎日の練習を続けていくことが成長への道だと思うので、子供たちを信じましょう。  

塚原惟歩(川越砂中3埼玉/SSAC)

種目&自己記録 1500m 4分10秒37 3000m 9分09秒13

塚原泰志(川越砂中1埼玉/SSAC)

種目&自己記録 1500m 4分26秒05 3000m 9分28秒76

塚原乃夏世さん(小4/ファイト川越)

種目&自己記録 1000m 3分37秒72 Q.陸上を始めたきっかけ 惟)幼なじみの上級生が入っていたスポーツ少年団に入団したのがきっかけです。 泰)走るのが速くなりたかったから。実際は、兄と一緒に連れていかれたから。 乃)2人の兄が陸上クラブで走っていたからです。 Q.陸上に取り組んで良かったと思うこと 惟)埼玉だけでなく、いろいろな地域にたくさんの友達ができたこと。 泰)人間性を学ぶことができて、心が強くなった。友達がたくさんできたこと。モテること。 乃)持久走大会で1位になれたこと。 Q.好きな選手、あこがれの選手は? 惟)三苫薫選手(サッカー)。繊細なタッチがすばらしいから。 泰)イチロー選手 ユーモアがあって、人間性が素晴らしいから。 乃)三浦龍司選手(順大)。かっこいいから! Q.今後の目標 惟)高校で都大路を走ることと、大学で箱根駅伝を走ることです! 泰)2年で全中出場、全中で入賞! 高校ではインターハイ出場。ナイキのスポンサーがつくこと! 乃)1000mで3分20秒を切る!! ※情報は2024年2月14日時点

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.22

田中希実が来季『グランドスラム・トラック』参戦決定!マイケル・ジョンソン氏が新設

来春、開幕する陸上リーグ「グランドスラム・トラック」の“レーサー”として、女子中長距離の田中希実(New Balance)が契約したと発表された。 同大会は1990年代から2000年代に男子短距離で活躍したマイケル・ジョ […]

NEWS 早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

2024.11.21

早大競走部駅伝部門が麹を活用した食品・飲料を手がける「MURO」とスポンサー契約締結

11月21日、株式会社コラゾンは同社が展開する麹専門ブランド「MURO」を通じて、早大競走部駅伝部とスポンサー契約を結んだことを発表した。 コラゾン社は「MURO」の商品である「KOJI DRINK A」および「KOJI […]

NEWS 立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

2024.11.21

立迫志穂が調整不良のため欠場/防府読売マラソン

第55回防府読売マラソン大会事務局は、女子招待選手の立迫志穂(天満屋)が欠場すると発表した。調整不良のためとしている。 立迫は今年2月の全日本実業団ハーフマラソンで1時間11分16秒の11位。7月には5000m(15分3 […]

NEWS M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

2024.11.20

M&Aベストパートナーズに中大・山平怜生、城西大・栗原直央、國學院大・板垣俊佑が内定!神野「チーム一丸」

神野大地が選手兼監督を務めるM&Aベストパートナーズが来春入社選手として、中大・山平怜生、國學院大・板垣俊佑、城西大・栗原直央の3人が内定した。神野が自身のSNSで内定式の様子を伝えている。 山平は宮城・仙台育英 […]

NEWS 第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

2024.11.20

第101回(2025年)箱根駅伝 出場チーム選手名鑑

・候補選手は各チームが選出 ・情報は11月20日時点、チーム提供および編集部把握の公認記録を掲載 ・選手名の一部漢字で対応外のものは新字で掲載しています ・過去箱根駅伝成績で関東学生連合での出場選手は相当順位を掲載 ・一 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top