女子やり投の北口榛花(JAL)が1月24、25日に拠点とするチェコ・ドマジュリツェで練習を公開。その後、各社合同のインタビューに応えた。
2018年度の終わりからチェコ・ドマジュリツェを拠点に、ディヴィッド・セケラック・コーチの指導を受ける北口。「今の自分でもそういった積極的な行動は今でも取れるかわからないので、よく頑張ったなと思います」と笑顔で当時を振り返る。
今ではすっかりチェコ語でコミュニケーションを取り、インタビューも応えるが、初めて訪れた際は「何を言っているかわからないところから始まった」。練習も「常にスマートホンの翻訳機能を使って練習していました」と言う。
ホームシックになったことはないというが、レストランやスーパーでは英語もなかなか通じないこともあった。それでも、「コーチの家族やチームメイトが助けてくれたのでつらさはなかった。最初からうまく生活できました」。
周囲のサポート、そしてジュニア世代を指導して焦らずじっくり向き合ってくれたセケラック・コーチのもと、世界一にまで成長。「当時の行動があったからこそ、日本人という枠組みにとらわれず活動できていると思います」と語る。
昨年のブダペスト世界選手権優勝で、すでにパリ五輪代表に内定している北口。今季は海外転戦を中心とし、初戦については「中国(蘇州)のダイヤモンドリーグになる」と4月27日になる見込み。その後は「日本で試合をした後、チェコに戻って、日本選手権にも出場予定です」とスケジュールについて明かす。
世界女王として臨むパリ五輪だが、「プレッシャーは今はあまり感じていません」と言い、「自分を強く持つことと、いつもと違うことをしないといけないと思わないようにすること。自分らしさを表現できれば」と話した。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.28
-
2025.11.27
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.28
中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加
世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025