2023.12.29
2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)
第92回(2016年/平成28年)
青学大が6区間で区間1位 東京国際大が初出場
91回大会で吹き荒れた“アオガク旋風”から1年。92回大会は連覇を狙う青学大、全日本大学駅伝で悲願の初優勝を飾った東洋大、前回2位で全日本も3位に食い込んだ駒大による「3強」による優勝争いが予想されていた。
10月の予選会では東京国際大が初の予選会突破を果たした。
1区はハイペースで推移し、先頭集団は15kmを43分33秒で通過した直後に関東学生連合の創価大・山口修平(4年)がペースアップ。集団が散り散りになると、16kmで今度は青学大の久保田和真(4年)がスパートした。やがて久保田と横手の一騎打ちへ。18kmの手前でさらにペースを上げた久保田は横手を置き去りにし、区間歴代3位の1時間1分22秒で区間賞を獲得。22秒差で横手が続き、優勝候補の一角・駒大は、青学大から1分50秒差の13位と苦戦を強いられた。
2区では青学大の一色恭志(3年)が悠々と先頭を駆ける後方で、東洋大のエース・服部勇馬(4年)が圧巻の走り。区間歴代5位の1時間7分04秒で7位から2位へ上がり、青学大との差を53秒から22秒へ。3位は新留学生のドミニク・ニャイロ(1年)が7人抜きを見せた山梨学大。4位は明大が続いた。
青学大は学生駅伝初出場の3区・秋山雄飛(3年)がぐんぐんその差を広げていく。秋山は区間歴代5位の爆走で後続に1分35秒の差をつけ区間賞を獲得。2位東洋大、3位山梨学大は変わらず、1区で出遅れた駒大が中谷圭佑(3年)の力走で6位から4位まで上げた。
4区以降は、青学大の独壇場。4区の田村和希(2年)が前年に続く区間賞でリードを2分28秒へ広げると、5区の神野大地(4年)はシーズン中に2度の疲労骨折に見舞われながらの力走。タイムは前回より3分以上遅れる1時間19分17秒だったが、それでも区間2位の好成績だった。
往路2位は3分04秒差で東洋大、同3位に駒大、同4位に早大が入り、6位に入った日大のダニエル・ムイバ・キトニ―(4年)が留学生史上初の5区区間賞に輝いた。
復路では青学大の勢いがさらに加速した。6区は学生駅伝初出場となる1年生の小野田勇次(1年)。従来の区間記録に並ぶ58分31秒(区間2位)で山を駆け降りると、7区の小椋裕介(4年)は2年連続区間賞、8区の下田裕太(2年)は区間歴代3位の好タイムで区間1位とあっという間にリードを7分03秒まで拡大した。
10区の渡邉利典(4年)もチーム6個目の区間賞を獲得し、圧巻の継走で2連覇を成し遂げた。1区から先頭を譲ることない“完封リレー”は1977年の日体大以来39年ぶりの快挙だった。
2~4位は往路と変わらず東洋大、駒大、早大の順でフィニッシュ。6位の順大は3年ぶりのシード権をつかみ、7位は6区の秋山清仁(3年)が58分09秒の区間新記録を樹立した日体大が2年ぶりにシード校へ返り咲いた。
大会最優秀選手に贈られる「金栗四三杯」は1区で完封リレーの口火を切った青学大の久保田が受賞した。
第92回(2016年/平成28年) 青学大が6区間で区間1位 東京国際大が初出場
91回大会で吹き荒れた“アオガク旋風”から1年。92回大会は連覇を狙う青学大、全日本大学駅伝で悲願の初優勝を飾った東洋大、前回2位で全日本も3位に食い込んだ駒大による「3強」による優勝争いが予想されていた。 10月の予選会では東京国際大が初の予選会突破を果たした。 1区はハイペースで推移し、先頭集団は15kmを43分33秒で通過した直後に関東学生連合の創価大・山口修平(4年)がペースアップ。集団が散り散りになると、16kmで今度は青学大の久保田和真(4年)がスパートした。やがて久保田と横手の一騎打ちへ。18kmの手前でさらにペースを上げた久保田は横手を置き去りにし、区間歴代3位の1時間1分22秒で区間賞を獲得。22秒差で横手が続き、優勝候補の一角・駒大は、青学大から1分50秒差の13位と苦戦を強いられた。 2区では青学大の一色恭志(3年)が悠々と先頭を駆ける後方で、東洋大のエース・服部勇馬(4年)が圧巻の走り。区間歴代5位の1時間7分04秒で7位から2位へ上がり、青学大との差を53秒から22秒へ。3位は新留学生のドミニク・ニャイロ(1年)が7人抜きを見せた山梨学大。4位は明大が続いた。 青学大は学生駅伝初出場の3区・秋山雄飛(3年)がぐんぐんその差を広げていく。秋山は区間歴代5位の爆走で後続に1分35秒の差をつけ区間賞を獲得。2位東洋大、3位山梨学大は変わらず、1区で出遅れた駒大が中谷圭佑(3年)の力走で6位から4位まで上げた。 4区以降は、青学大の独壇場。4区の田村和希(2年)が前年に続く区間賞でリードを2分28秒へ広げると、5区の神野大地(4年)はシーズン中に2度の疲労骨折に見舞われながらの力走。タイムは前回より3分以上遅れる1時間19分17秒だったが、それでも区間2位の好成績だった。 往路2位は3分04秒差で東洋大、同3位に駒大、同4位に早大が入り、6位に入った日大のダニエル・ムイバ・キトニ―(4年)が留学生史上初の5区区間賞に輝いた。 復路では青学大の勢いがさらに加速した。6区は学生駅伝初出場となる1年生の小野田勇次(1年)。従来の区間記録に並ぶ58分31秒(区間2位)で山を駆け降りると、7区の小椋裕介(4年)は2年連続区間賞、8区の下田裕太(2年)は区間歴代3位の好タイムで区間1位とあっという間にリードを7分03秒まで拡大した。 10区の渡邉利典(4年)もチーム6個目の区間賞を獲得し、圧巻の継走で2連覇を成し遂げた。1区から先頭を譲ることない“完封リレー”は1977年の日体大以来39年ぶりの快挙だった。 2~4位は往路と変わらず東洋大、駒大、早大の順でフィニッシュ。6位の順大は3年ぶりのシード権をつかみ、7位は6区の秋山清仁(3年)が58分09秒の区間新記録を樹立した日体大が2年ぶりにシード校へ返り咲いた。 大会最優秀選手に贈られる「金栗四三杯」は1区で完封リレーの口火を切った青学大の久保田が受賞した。第92回箱根駅伝総合成績をチェック
●総合成績 1位 青学大 10時間53分25秒 2位 東洋大 11時間00分36秒 3位 駒大 11時間04分00秒 4位 早大 11時間07分54秒 5位 東海大 11時間09分44秒 6位 順大 11時間11分24秒 7位 日体大 11時間11分32秒 8位 山梨学大11時間11分51秒 9位 中央学大11時間13分31秒 10位 帝京大 11時間15分21秒 11位 日大 11時間16分50秒 12位 城西大 11時間20分06秒 13位 神奈川大11時間20分07秒 14位 明大 11時間20分39秒 15位 中大 11時間21分48秒 16位 拓大 11時間23分54秒 17位 東京国際大11時間24分00秒 18位 大東大 11時間28分45秒 19位 法大 11時間31分12秒 20位 上武大 11時間36分46秒 関東学生連合11時間15分30秒 ●区間賞 1区 久保田和真(青学大)1時間01分22秒 2区 服部勇馬(東洋大) 1時間07分04秒 3区 秋山雄飛(青学大) 1時間02分24秒 4区 田村和希(青学大) 55分17秒 5区 D.M.キトニー(日大)1時間18分24秒 6区 秋山清仁(日体大) 58分09秒 7区 小椋裕介(青学大) 1時間03分08秒 8区 下田裕太(青学大) 1時間04分21秒 9区 井戸浩貴(早大) 1時間09分47秒 10区 渡邉利典(青学大) 1時間10分07秒
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