2023.12.18
◇第31回全国中学校駅伝(12月17日/滋賀・希望が丘文化公園、男子6区間18km、女子5区間12km)
第31回全国中学校駅伝が12月17日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催され、男子1区では荒砥(群馬)の小林修輔(3年)が9分19秒で区間賞を獲得し、大会MVPに選ばれた。
折からの強風に、数日前に降った雨によりコースの一部がぬかるむなどタフなレースとなった今回のレース。各校の有力選手が集まった1区での区間賞に小林は「区間賞が取れてうれしいです」とはにかんだ。
1区には3000mで8分台のランナーも複数エントリーされ、高速ペースも予想されたものの、互いが牽制し合うようなかたちとなり、大集団で中盤まで推移。小林は先頭のやや後ろのポジションで他のランナーの様子をうかがうように位置取った。
レース前から区間賞を目標にしていた小林は当初、「1000mで仕掛けようと思っていました」という。ものの強風が吹いたことも考慮して、終盤までは自重し、「誰かがスパートしたところで自分も出よう」と冷静に判断した。残り300mでトラックに入ると、曽根(福岡)の松下将大(3年)と競り合うように中継所で2区にリレー。わずかに先着して、区間賞をもぎ取った。
荒砥は女子でも1区で稲井円花(3年)が区間トップとなり、史上初めて男女ともに同一校の選手が1区区間賞という快挙も達成。スタート前には稲井から「(区間賞)取ってきてね」と背中を押されたという。高校でも陸上は続ける予定で、「インターハイや全国高校駅伝に出られるように頑張ります」と笑顔で話した。
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