HOME 駅伝

2023.12.02

鹿屋体大が25年ぶり九州王者に!! 6区・小手川聖修の区間賞で逆転 来年の出雲駅伝出場権も獲得/島原学生駅伝
鹿屋体大が25年ぶり九州王者に!! 6区・小手川聖修の区間賞で逆転 来年の出雲駅伝出場権も獲得/島原学生駅伝

23年全日本大学駅伝6区に出場した鹿屋体大の大園倫太郎

12月2日、第41回九州学生駅伝が長崎県島原市の市営競技場を出発して、島原文化会館にフィニッシュする7区間57.75kmのコースで行われ、鹿屋体大が3時間4分56秒で25年ぶり8回目の優勝を果たした。

前回大会2位の鹿屋体大は1区(7.74km)で大島大青(4年)が5km過ぎに仕掛けて2区にトップ中継。2区で3位に順位を落としたものの、3区(8.27km)では中原敬輝(4年)が25分02秒の区間賞で、鹿児島大、長崎国際大をかわしてトップに浮上する。

4区(9.38km)の大園倫太郎(3年)も首位をキープ。アップダウンのきつい5区(9.08km)では栗原直也(4年)が留学生のチェボティビン・サイラス・キプラガト(1年)を起用した第一工科大に抜かれ2位となったが、後半に粘りを見せその差を11秒に止めて6区へつなぐ。

すると、前回6区(7.19km)で区間記録を樹立している小手川聖修(4年)が1km過ぎに第一工科大に追いつき、一気に逆転。下り基調のコースを19分57秒の区間賞で駆け11秒のリードを奪った。7区の内田大樹(3年)は2位に浮上した鹿児島大の追撃を振り切り、歓喜の優勝テープを切った。

鹿屋体大が優勝するのは大会会場が熊本県阿蘇市から島原に移った1998年以来。この時は現在監督を務める松村勲氏や世界選手権にも出場した永田宏一郎氏がメンバーとして名を連ねていた。また、今大会の優勝により24年10月に行われる出雲駅伝の出場権も手にした。

6月の全日本大学駅伝選考会で優勝し、11月の全日本大学駅伝では21位に入った鹿児島大が3時間5分39秒で2位。20年の中止を挟み4連覇中だった第一工科大は3時間6分00秒で3位に止まった。5区と7区で区間賞の日本文理大が4位となり、5位長崎国際大、6位九州大と続いた。また、最長の4区(9.38km)では佐賀大の河野大毅(4年)が35分15秒で区間賞を獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます
12月2日、第41回九州学生駅伝が長崎県島原市の市営競技場を出発して、島原文化会館にフィニッシュする7区間57.75kmのコースで行われ、鹿屋体大が3時間4分56秒で25年ぶり8回目の優勝を果たした。 前回大会2位の鹿屋体大は1区(7.74km)で大島大青(4年)が5km過ぎに仕掛けて2区にトップ中継。2区で3位に順位を落としたものの、3区(8.27km)では中原敬輝(4年)が25分02秒の区間賞で、鹿児島大、長崎国際大をかわしてトップに浮上する。 4区(9.38km)の大園倫太郎(3年)も首位をキープ。アップダウンのきつい5区(9.08km)では栗原直也(4年)が留学生のチェボティビン・サイラス・キプラガト(1年)を起用した第一工科大に抜かれ2位となったが、後半に粘りを見せその差を11秒に止めて6区へつなぐ。 すると、前回6区(7.19km)で区間記録を樹立している小手川聖修(4年)が1km過ぎに第一工科大に追いつき、一気に逆転。下り基調のコースを19分57秒の区間賞で駆け11秒のリードを奪った。7区の内田大樹(3年)は2位に浮上した鹿児島大の追撃を振り切り、歓喜の優勝テープを切った。 鹿屋体大が優勝するのは大会会場が熊本県阿蘇市から島原に移った1998年以来。この時は現在監督を務める松村勲氏や世界選手権にも出場した永田宏一郎氏がメンバーとして名を連ねていた。また、今大会の優勝により24年10月に行われる出雲駅伝の出場権も手にした。 6月の全日本大学駅伝選考会で優勝し、11月の全日本大学駅伝では21位に入った鹿児島大が3時間5分39秒で2位。20年の中止を挟み4連覇中だった第一工科大は3時間6分00秒で3位に止まった。5区と7区で区間賞の日本文理大が4位となり、5位長崎国際大、6位九州大と続いた。また、最長の4区(9.38km)では佐賀大の河野大毅(4年)が35分15秒で区間賞を獲得した。

第41回九州学生駅伝成績

1位 鹿屋体大  3時間04分56秒 2位 鹿児島大  3時間05分39秒 3位 第一工科大 3時間06分00秒 4位 日本文理大 3時間06分22秒 5位 長崎国際大 3時間07分14秒 6位 九州大   3時間09分57秒 7位 福岡大   3時間10分15秒 8位 熊本大   3時間12分27秒 9位 長崎大   3時間13分54秒 10位 佐賀大   3時間17分15秒 11位 久留米大  3時間19分55秒 12位 北九州市立大3時間20分55秒 13位 宮崎大   3時間21分14秒 14位 産業医科大 3時間25分58秒 15位 鹿児島国際大3時間26分25秒 16位 沖縄国際大 3時間28分51秒 17位 九産大   3時間36分42秒 オープン 第一工科大B  3時間13分00秒 日本文理大B  3時間11分20秒 九州大B    3時間20分13秒 第一工科大C  3時間17分16秒 長崎連合    3時間28分10秒 熊本連合    3時間29分26秒 福岡連合    3時間35分34秒 ■区間賞 1区(7.74km) 大島大青(鹿屋体大4) 24分38秒 2区(8.39km) 鶴田寛武(鹿児島大3) 24分53秒 3区(8.27km) 中原敬輝(鹿屋体大4) 25分02秒 4区(9.38km) 河野大毅(佐賀大4)  35分15秒 5区(9.08km) 渕上裕太(日本文理大3)29分49秒 6区(7.19km) 小手川聖修(鹿屋体大4)19分57秒 7区(7.71km) 田中秀紀(日本文理大1)23分11秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.02

東京五輪マラソン代表の中村匠吾が早大院に入学「新たな挑戦」

男子マラソンで東京五輪代表の中村匠吾(富士通)が自身のSNSを更新し、今春、早大大学院のスポーツ科学研究科に入学したことを明かした。 中村は三重・上野工高(現・伊賀白鳳高)、駒大を経て15年に富士通へ。高3のインターハイ […]

NEWS 鹿児島銀行に資生堂から移籍の前田海音ら5人が入社 ドーハ世界選手権代表・池満綾乃が引退

2025.04.02

鹿児島銀行に資生堂から移籍の前田海音ら5人が入社 ドーハ世界選手権代表・池満綾乃が引退

鹿児島銀行は4月1日、新年度から加入する5選手と、池満綾乃、上原美幸の引退を発表した。 チームに加わるのは3月末で資生堂を退社していた前田海音と高卒の上環、嶋田晴日、田川愛奈、弓山由依乃の4人。25歳の前田は21年プリン […]

NEWS セキノ興産3選手加入 コニカミノルタからジェームス・ムオキ移籍 新卒で矢板慈生と小島准 退社は佐藤広夢とブヌカ

2025.04.02

セキノ興産3選手加入 コニカミノルタからジェームス・ムオキ移籍 新卒で矢板慈生と小島准 退社は佐藤広夢とブヌカ

セキノ興産は4月2日、チームのSNSを更新し、新加入選手3名と退社2名を発表した。 新加入したのは、3月までコニカミノルタに所属していたジェームス・ムオキのほか、この春に大学を卒業した小島准(流経大出)と矢板慈生(日本薬 […]

NEWS 女子中長距離・信櫻空が穂高商事とスポンサー契約 「新たなスタートを切ることを決断」 1月にパナソニック退部

2025.04.02

女子中長距離・信櫻空が穂高商事とスポンサー契約 「新たなスタートを切ることを決断」 1月にパナソニック退部

繊維製品製造・販売の穂高商事(横浜市)は4月2日、女子中長距離の信櫻空とスポンサー契約を結んだと発表した。 23歳の信櫻は横浜市出身。川崎橘高時代にはインターハイ1500m7位、3000m決勝進出、国体3000m5位など […]

NEWS ワコールに筑波大院・本庄悠紀奈ら3人が加入! 真内コーチ、盛本ランニングコーチは退社

2025.04.02

ワコールに筑波大院・本庄悠紀奈ら3人が加入! 真内コーチ、盛本ランニングコーチは退社

ワコールは4月1日、本庄悠紀奈、小林舞香、坂牧紗衣の3人が新たに加入すると発表した。 本庄は筑波大院を修了。大阪府出身で、大手前高時代には目立った実績はなかったが、筑波大では全日本大学女子駅伝や日本インカレに出場し、大学 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top