2023.11.13
11月8日から12日の5日間、フィリピンのニュー・クラーク・シティで第22回アジアマスターズ選手権が開催。最終日に行われた男子4×100mリレーにおいて、100m元日本記録保持者の朝原宣治さんが2走を務めたM50クラス(50歳~54歳)では44秒42の世界新記録を樹立して金メダルを獲得した。従来の世界記録は2009年に米国がマークした44秒47。
日本代表は朝原さんのほか、1走にM50の60m日本記録保持者の寺下健治さん、3走と4走には世界マスターズで金メダル経験のある譜久里武さんと赤堀弘晃さんという豪華メンバー。
レースでは1走からほぼ独走状態となるなか、各選手が力走。優勝タイムは1つ若いクラスであるM45(45歳~49歳)の優勝記録(45秒83)をも上回るものだった。
朝原さんは08年に現役を退いてからもマスターズ陸上に出場しており、2018年には世界マスターズ選手権男子4×100mリレーにタレントの武井壮さんらと挑戦し、金メダルを獲得。譜久里さんとともにM45の4×100mリレーの世界記録も持つ。
朝原さんはレース後にSNSで「出走直前に走順変更というアクシデントを乗り越えての記録樹立です」とコメント。年齢を感じさせない走りを続けている。
今大会には日本からは80人近い人数がエントリーし、多くの種目でメダルを獲得するなど活躍。M90クラスでは田中博男さんが世界記録を持つ100m、200mに加え、400mでも金メダルを獲得し、3冠を達成している。
【写真&動画】マスターズ男子4×100mRで世界記録を樹立した日本代表メンバー
アジアマスターズ@フィリピン🇵🇭M50 4×100mR 世界記録出ました!1.寺下 2.朝原 3.譜久里 4.赤堀 の走順 出走直前に走順変更というアクシデントを乗り越えての記録樹立です! pic.twitter.com/9P6tNA8a0r
— 朝原宣治 (@nobinobi0621) November 12, 2023
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
-
2025.03.30
-
2025.03.30
-
2025.03.29
-
2025.03.29
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.08
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
第319回日体大長距離競技会が3月30日に行われ、男子5000m8組で1年生の池間凛斗(順大)が13分36秒26の好記録をマークして組トップだった。 池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区で力走し、 […]
2025.03.30
【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]
2025.03.30
丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権
アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報