2023.10.31
世界陸連(WA)は10月30日、国際フェアプレー委員会(CIFP)の23年フェアプレー賞のノミネートシーンが発表された。
ノミネートの選定はファンからのアンケートとCIFPの審査により行われ、8月のブダペスト世界選手権での出来事を中心に6つの場面がピックアップされている。
フェアプレー賞の選考はこの後、SNSでのファン投票と審査員による投票の結果により11月7日に最終候補が決定。その後、選考委員により12月11日の世界陸上アワードで発表される。候補は以下のとおり。
・ダニエル・エベニョ(ケニア)
世界ロードランニング選手権男子ハーフマラソンにおいて、先頭を走っていたエベニョは、フィニッシュ前に逆転されたにもかかわらず、セバスチャン・サウェ(ケニア)を敬礼で見送った。
・レテセンベト・ギデイ(エチオピア)
ブダペスト世界選手権女子10000mで銀メダルを獲得したギデイは、フィニッシュ直前で転倒をしたシファン・ハッサン(オランダ)を慰めに戻った。
・シファン・ハッサン(オランダ)
ブダペスト世界選手権女子10000mで先頭を走りながらも最後の直線で転倒。優勝を逃したショックを乗り越え、5000mで銀メダル、1500mで銅メダルを獲得した。
・シェリカ・ジャクソン(米国)とシャカリ・リチャードソン(ジャマイカ)
ブダペスト世界選手権女子200m決勝で金メダルと銅メダルを獲得したジャクソンとリチャードソンは、レース後にお互いの健闘を称えるように抱き合った。
・ニーナ・ケネディ(豪州)とケイティ・ムーン(米国)
ブダペスト世界選手権女子棒高跳でともに4m95に挑戦するも決着がつかず、金メダルを分け合った。
・ジェシカ・ワーナー・ジャッド(英国)
ブダペスト世界選手権女子10000mで8位に入ったワーナー・ジャッドは最下位のランナーがフィニッシュするまで、トラック内で待ち続け、握手を交わした。
【動画】2023年フェアプレー賞ノミネートシーン
・ダニエル・エベニョ(ケニア)・レテセンベト・ギデイ(エチオピア)Paving the way to gold for his teammate 🫡
— World Athletics (@WorldAthletics) October 30, 2023
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・シファン・ハッサン(オランダ)Competitor 🤝 friend
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・シェリカ・ジャクソン(米国)とシャカリ・リチャードソン(ジャマイカ)Gracious in defeat 👏
— World Athletics (@WorldAthletics) October 30, 2023
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・ニーナ・ケネディ(豪州)とケイティ・ムーン(米国)Mutual respect 🙌
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・ジェシカ・ワーナー・ジャッド(英国)The moment 🥹
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Respect 👏
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