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2023.10.13

立教大が上野裕一郎駅伝監督を解任 箱根駅伝予選会は原田昭夫総監督が代理監督として率いる
立教大が上野裕一郎駅伝監督を解任 箱根駅伝予選会は原田昭夫総監督が代理監督として率いる

22年MARCH対抗戦でペースメーカーを務めた上野裕一郎

立教大は13日、陸上競技部男子駅伝チーム監督の上野裕一郎氏を11日付で解任したことを明らかにした。

大学広報課は解任理由について「指導者として不適切な行動があった」と説明。チームは14日に箱根駅伝予選会を控えているが、当日は原田昭夫総監督が代理監督として率いる。なお、予選会後の後任などは決まっていないという。

広報課は「このような状況になってしまったことを深く反省し、大変申し訳なく思っています。選手たちが箱根駅伝予選会で最大限力を発揮できるように見守っていただければ」とコメントした。

上野氏は長野・佐久長聖高時代にインターハイ5000m日本人トップ、10000mで28分27秒39の高校最高(当時)、全国高校駅伝1区日本人最高記録樹立(28分54秒/当時)など輝かしい実績を残して中大へ進学。在学中は箱根駅伝3区で区間賞を手にしたほか、5000mで当時の日本歴代5位となる13分21秒49をマーク、大学卒業後の2009年には日本選手権の1500mと5000mで2冠を飾り、同年のベルリン世界選手権5000mにも出場した実績を持つ。

立教大は18年11月、創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」を開始し、上野氏を監督に招へい。自身も一緒に走りながら選手を育成するスタイルで徐々に頭角を現すと、昨年10月の箱根駅伝予選会で総合6位に入り、55年ぶりの本戦復帰を飾った。

その本戦では全員3年生以下というオーダーで総合18位に入っており、今年は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会で前年(11位)を上回る次点の8位。大学創立150周年を迎える2024年の箱根駅伝では「シード権獲得」を目指している。

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立教大は13日、陸上競技部男子駅伝チーム監督の上野裕一郎氏を11日付で解任したことを明らかにした。 大学広報課は解任理由について「指導者として不適切な行動があった」と説明。チームは14日に箱根駅伝予選会を控えているが、当日は原田昭夫総監督が代理監督として率いる。なお、予選会後の後任などは決まっていないという。 広報課は「このような状況になってしまったことを深く反省し、大変申し訳なく思っています。選手たちが箱根駅伝予選会で最大限力を発揮できるように見守っていただければ」とコメントした。 上野氏は長野・佐久長聖高時代にインターハイ5000m日本人トップ、10000mで28分27秒39の高校最高(当時)、全国高校駅伝1区日本人最高記録樹立(28分54秒/当時)など輝かしい実績を残して中大へ進学。在学中は箱根駅伝3区で区間賞を手にしたほか、5000mで当時の日本歴代5位となる13分21秒49をマーク、大学卒業後の2009年には日本選手権の1500mと5000mで2冠を飾り、同年のベルリン世界選手権5000mにも出場した実績を持つ。 立教大は18年11月、創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」を開始し、上野氏を監督に招へい。自身も一緒に走りながら選手を育成するスタイルで徐々に頭角を現すと、昨年10月の箱根駅伝予選会で総合6位に入り、55年ぶりの本戦復帰を飾った。 その本戦では全員3年生以下というオーダーで総合18位に入っており、今年は6月の全日本大学駅伝関東地区選考会で前年(11位)を上回る次点の8位。大学創立150周年を迎える2024年の箱根駅伝では「シード権獲得」を目指している。

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