HOME 国内、日本代表

2023.10.01

田中佑美が100mH“繰り上がり”銅!スタートやり直しの中で自分の走り貫く/アジア大会
田中佑美が100mH“繰り上がり”銅!スタートやり直しの中で自分の走り貫く/アジア大会

女子100mハードルの田中佑美

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の3日目午後セッションに女子100mハードルが行われ、田中佑美(富士通)が13秒04(±0)で4番目、青木益未(七十七銀行)が13秒34の6番目でフィニッシュした。

1回目のスタートで、地元・中国で注目を集める呉艶妮、アジア選手権女王のジョスィ・ヤーラジ(インド)が不正スタートで失格の裁定が下ったが、長い協議の末に8人が再スタート。その中でも落ち着いた飛び出した田中はメダル争いを繰り広げる。

林雨薇と呉艶妮が抜け出し、自己新の12秒74をマークした林雨薇が金メダルのフィニッシュ。0.03秒差で呉艶妮が2位に続き、終盤に力を見えたヤーラジが12秒91の3位でフィニッシュした。

その後、呉艶妮が再度失格の判定となり、ヤーラジが銀メダル、田中は銅メダルに繰り上がった。青木は5位となった。

今季は4月の織田記念で初の12秒台突入を果たし、5月に日本歴代4位の12秒89をマークするなど躍進した。ワールドランキングでブダペスト世界選手権に初出場を果たした。本番では予選敗退に終わったが、アジアの舞台でも力を発揮。予選13秒10(+2.8)を経て、決勝は難しい状況の中でも自分の走りを貫き、メダルをつかみ取った。

広告の下にコンテンツが続きます

青木はフィニッシュ後に左足を引きずるなど、アキレス腱の痛みで万全ではない中で力走を見せた。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の3日目午後セッションに女子100mハードルが行われ、田中佑美(富士通)が13秒04(±0)で4番目、青木益未(七十七銀行)が13秒34の6番目でフィニッシュした。 1回目のスタートで、地元・中国で注目を集める呉艶妮、アジア選手権女王のジョスィ・ヤーラジ(インド)が不正スタートで失格の裁定が下ったが、長い協議の末に8人が再スタート。その中でも落ち着いた飛び出した田中はメダル争いを繰り広げる。 林雨薇と呉艶妮が抜け出し、自己新の12秒74をマークした林雨薇が金メダルのフィニッシュ。0.03秒差で呉艶妮が2位に続き、終盤に力を見えたヤーラジが12秒91の3位でフィニッシュした。 その後、呉艶妮が再度失格の判定となり、ヤーラジが銀メダル、田中は銅メダルに繰り上がった。青木は5位となった。 今季は4月の織田記念で初の12秒台突入を果たし、5月に日本歴代4位の12秒89をマークするなど躍進した。ワールドランキングでブダペスト世界選手権に初出場を果たした。本番では予選敗退に終わったが、アジアの舞台でも力を発揮。予選13秒10(+2.8)を経て、決勝は難しい状況の中でも自分の走りを貫き、メダルをつかみ取った。 青木はフィニッシュ後に左足を引きずるなど、アキレス腱の痛みで万全ではない中で力走を見せた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.28

【世界陸上プレイバック】五輪ボイコットきっかけに創設!クラトフヴィロヴァが女子400mと800mで今も大会記録に残る2冠 日本は室伏重信ら出場も入賞ゼロ

今年、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪大会を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。これま […]

NEWS 【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

2025.03.28

【高校生FOCUS】女子三段跳・山﨑りりや(鳴門渦潮高)日本高校女子初の13m到達、大学で学生記録挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山﨑りりや Yamasaki Ririya 鳴門渦潮高3徳島 高校アスリートをフォーカスするコーナー。年度末を迎えますが、振り返ってみれば、2024年度は高校生による日本記録樹立を […]

NEWS 3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

2025.03.28

3泊4日の全国高体連合宿終了! 「高め合える仲間がいっぱいできた」 来年度は宮崎で開催予定

大阪・ヤンマースタジアム長居を主会場に行われた2024年度の日本陸連U-19強化研修合宿・全国高体連陸上競技専門部強化合宿が3月28日、3泊4日の全日程を終えた。全国から集まった選手たちは交流を深め、試合での再会を誓った […]

NEWS 資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

2025.03.28

資格停止中の競歩・池田向希がCASに不服申し立て「一日も早く競技 を再開」

旭化成は3月28日、所属選手である競歩の池田向希が受けたアンチ・ドーピング規則違反による4年間の資格停止処分について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行ったと発表した。 男子20km競歩で東京五輪銀メダリスト […]

NEWS 【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

2025.03.28

【男子円盤投】福宮佳潤(東京高1) 50m73=高1歴代2位&4人目の50mオーバー

3月28日、東京都多摩市の国士大多摩陸上競技場で第7回国士大競技会が行われ、高校用規格の男子円盤投(1.75kg)において福宮佳潤(東京高1)が50m73をマークした。この記録は高校1年生の歴代ランキングで2位。高1で史 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top