HOME 国内、大学

2023.10.01

400mH豊田兼がパリへ大きくアピールする標準突破 日本歴代6位の48秒47も「9、10台目は詰まった」/新潟ACC
400mH豊田兼がパリへ大きくアピールする標準突破 日本歴代6位の48秒47も「9、10台目は詰まった」/新潟ACC

豊田兼(慶大)

◇アスレチックスチャレンジカップ(新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

日本グランプリシリーズ新潟大会のアスレチックスチャレンジカップの2日目が行われ、男子400mハードルでパリ五輪参加標準記録(48秒70)を突破し、日本歴代6位、学生歴代4位の48秒47をマークした豊田兼(慶大)。「48秒6台を目指していました。大きく上回って驚きました。五輪標準を切れて良かったです」と振り返った。

日本インカレでは小川大輝(東洋大)と同着優勝。この新潟では有力選手が集まる3組ではなく、2組に入ったが「インカレと同じで楽に走るイメージ通りにできた」という。ハードル間13歩で序盤から他を大きくリードしていく。終盤も勢いは衰えず、身体を前に投げ出しながらフィニッシュ。勢い余って転倒するほどだった。

日本インカレで出した自己記録から0.44秒短縮。「タイムは満足しています」と語りながらも「9台目、10台目は詰まったので改善点はあります」。ハードル間15歩で走る2区間の課題を挙げた。

夏の成都ワールドユニバーシティゲームズでは110mハードルで優勝するなど、ハードル二刀流の豊田。400mハードルでも五輪への道が大きく開けたが、その姿勢は変わらない。「110mハードルにしても400mハードルにしてもスプリントが大事。冬季もそこを高めていきたい」と話している。

9月29日にはセイコーとのサポート契約が発表されたばかり。「結果を出すことできてよかったです」と笑顔を見せた。大学の先輩・山縣亮太と同じ「Team Seiko」の一員となり「一歩でも近づいていきたい。ストイックな姿勢を見習いたいです」と話していた。

◇アスレチックスチャレンジカップ(新潟市・デンカビッグスワンスタジアム) 日本グランプリシリーズ新潟大会のアスレチックスチャレンジカップの2日目が行われ、男子400mハードルでパリ五輪参加標準記録(48秒70)を突破し、日本歴代6位、学生歴代4位の48秒47をマークした豊田兼(慶大)。「48秒6台を目指していました。大きく上回って驚きました。五輪標準を切れて良かったです」と振り返った。 日本インカレでは小川大輝(東洋大)と同着優勝。この新潟では有力選手が集まる3組ではなく、2組に入ったが「インカレと同じで楽に走るイメージ通りにできた」という。ハードル間13歩で序盤から他を大きくリードしていく。終盤も勢いは衰えず、身体を前に投げ出しながらフィニッシュ。勢い余って転倒するほどだった。 日本インカレで出した自己記録から0.44秒短縮。「タイムは満足しています」と語りながらも「9台目、10台目は詰まったので改善点はあります」。ハードル間15歩で走る2区間の課題を挙げた。 夏の成都ワールドユニバーシティゲームズでは110mハードルで優勝するなど、ハードル二刀流の豊田。400mハードルでも五輪への道が大きく開けたが、その姿勢は変わらない。「110mハードルにしても400mハードルにしてもスプリントが大事。冬季もそこを高めていきたい」と話している。 9月29日にはセイコーとのサポート契約が発表されたばかり。「結果を出すことできてよかったです」と笑顔を見せた。大学の先輩・山縣亮太と同じ「Team Seiko」の一員となり「一歩でも近づいていきたい。ストイックな姿勢を見習いたいです」と話していた。

【動画】豊田兼がパリ五輪標準突破!男子400mHのレースをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.11.24

積水化学が連覇か?日本郵政グループら女王奪還か?クイーンズ駅伝きょう12時15分号砲

◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は今日、宮城県松島 […]

NEWS 中大が総合トップ 吉居駿恭が27分44秒48の大学新記録!! 2、3組も組トップ占める/MARCH対抗戦

2024.11.23

中大が総合トップ 吉居駿恭が27分44秒48の大学新記録!! 2、3組も組トップ占める/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]

NEWS 遠藤日向が7年ぶりの10000m「長く感じました」五輪逃した悔しさにじみ「来年飛躍できるように」/八王子LD

2024.11.23

遠藤日向が7年ぶりの10000m「長く感じました」五輪逃した悔しさにじみ「来年飛躍できるように」/八王子LD

◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾っ […]

NEWS 青学大・鶴川正也が27分43秒33でトップ! ラストの直線で逆転「絶対に勝ちきろうと思った」/MARCH対抗戦

2024.11.23

青学大・鶴川正也が27分43秒33でトップ! ラストの直線で逆転「絶対に勝ちきろうと思った」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2024(11月23日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2024が行われ、最終の4組で青学大の鶴川正也(4年)が27分4 […]

NEWS 鈴木芽吹 日本歴代5位の27分20秒33も「26分台出せず悔しい」/八王子LD

2024.11.23

鈴木芽吹 日本歴代5位の27分20秒33も「26分台出せず悔しい」/八王子LD

◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾っ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top