2023.09.17
9月16日、米国オレゴン州ユージンでダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルの1日目が行われ、女子3000m障害ではブダペスト世界選手権金メダリスト・W.M.ヤビ(バーレン)が8分50秒66の今季世界最高、大会新で優勝した。この記録は世界歴代2位で、アジア記録も更新した。従来のアジア記録はR.ジェベト(バーレン)の8分52秒78(16年)。2位には世界記録保持者のB.チェプコエチ(ケニア)が8分51秒67のパフォーマンス世界歴代3位の好タイムで続いた。
男子1マイルでは、東京五輪1500mとオレゴン・ブダペスト世界選手権5000m金メダルのJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が今季世界最高の3分43秒73で勝ち、DL記録・欧州記録を更新した。2位のY.ヌグセ(米国)も3分43秒97で北米記録を樹立した。
男子400mハードルでは東京五輪銀メダルのR.ベンジャミン(米国)が46秒39のDL新、今季世界最高で勝利。世界記録保持者のK.ワルホルム(ノルウェー)は46秒53で2位だった。女子1500mは五輪・世界選手権で合計6つの金メダルをもつF.キピエゴン(ケニア)が3分50秒72の大会新で、女子三段跳では世界選手権4連覇中のY.ロハス(ベネズエラ)が今季世界最高で大会新の15m35でいずれも世界記録保持者が快勝した。
女子砲丸投ではオレゴン・ブダペスト世界選手権金メダルのC.イーリー(米国)が今季世界最高の20m76で大会記録、米国記録を打ち立てて勝利。男子走高跳はウ・サンヒョク(韓国)が自己タイの2m35で初の年間チャンピオンとなった。男子100mはC.コールマン(米国)が9秒83(+0.1)の今季世界最高タイで優勝した。
日本からは女子やり投の北口榛花(JAL)と男子3000m障害の三浦龍司(順大)が出場。北口が63m78で頂点に立ち、日本人初の偉業を達成した。三浦は8分15秒45で5位だった。
ダイヤモンドリーグ・ファイナル優勝者(1日目)
<男子> 100m C.コールマン(米国) 9秒83(+0.1) 400m K.ジェームス(グレナダ)44秒30 1マイル J.インゲブリグトセン(ノルウェー) 3分50秒72=大会新 400mH R.ベンジャミン(米国) 46秒39=DL新 走高跳 ウ・サンヒョク(韓国) 2m35 三段跳 A.ディアス(イタリア) 17m43(+0.1) 砲丸投 J.コヴァクス(米国) 23m23=DL新 やり投 J.ヴァドレイヒ(チェコ)84m24 <女子> 100m S.ジャクソン(ジャマイカ) 10秒70(+0.8) 1500m F.キピエゴン(ケニア) 3分50秒72=大会新 3000mSC W.M.ヤビ(バーレーン) 8分50秒66=今季世界最高、大会新 棒高跳 K.ムーン(米国) 4m86 三段跳 Y.ロハス(ベネズエラ) 15m35(+1.2) 砲丸投 C.イーリー(米国) 20m76=今季世界最高、大会新 やり投 北口榛花(日本/JAL) 63m78
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
-
2025.03.30
-
2025.03.30
-
2025.03.29
-
2025.03.29
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.23
-
2025.03.19
-
2025.03.08
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.30
順大1年の池間凛斗が13分36秒26!駒大・伊藤も自己新/日体大長距離競技会
第319回日体大長距離競技会が3月30日に行われ、男子5000m8組で1年生の池間凛斗(順大)が13分36秒26の好記録をマークして組トップだった。 池間は沖縄出身で、宮崎・小林高卒。高校時代は全国高校駅伝1区で力走し、 […]
2025.03.30
【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.30
関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場
The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]
2025.03.30
丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権
アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報