◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)6日目
ブダペスト世界陸上6日目のモーニングセッションが行われ、男子35km競歩に出場した野田明宏(自衛隊体育学校)が2時間25分50秒で6位フィニッシュ。3度目の世界選手権出場で初の入賞を成し遂げた。
「昨年の悔しさを晴らせて良かったです」。野田は笑顔で胸を張った。2019年ドーハ大会(50km競歩/途中棄権)に続く世界選手権出場だった昨年のオレゴン大会は、8位と8秒差の9位。あと一歩のところで入賞を逃した。
中盤までは、堂々のメダル争いを繰り広げた。時に先頭集団を引っ張るなど、世界と戦う姿勢を前面に出した気迫の歩きを見せる。
悔しさをのぞかせるのは、29km過ぎ。中盤から1人抜け出したオーレリエン・キニオン(フランス)を追って集団が崩れた時に「ペースアップでついていけなかった」。それでも、「応援のお陰で最後まで歩き切ることができました」と、入賞ラインは最後まで譲らなかった。
4月の日本選手権35km競歩で2時間23分13秒の日本新記録を打ち立てるなど、確かな力を身につけて“3度目の正直”に挑んだ。「家族は応援に来られませんでしたが、友人が大きな声援を送ってくれて、がんばらないとと思って歩きました」。
世界選手権で大きな成果を残し、次はいよいよまだ立ったことのない五輪の舞台へと目を向ける。
「次は来年のパリ五輪で代表を勝ち取れるように精進します」。その先にある東京世界選手権も見据え、27歳の日本記録保持者はさらなる飛躍を期す。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.11.25
積水化学「1強」の力示すも連覇ならず「想定以上の走りができなかった」/クイーンズ駅伝
-
2024.11.20
-
2024.11.24
-
2024.11.23
-
2024.11.20
2024.11.01
吉田圭太が住友電工を退部 「充実した陸上人生を歩んでいきたい」競技は継続
2024.11.07
アシックスから軽量で反発性に優れたランニングシューズ「NOVABLAST 5」が登場!
-
2024.10.27
-
2024.11.10
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.11.25
JP日本郵政グループが“本命”積水化学の連覇を阻む チームが考える「勝てた理由」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) ともに、長く日本の女子長距離界を牽引してきた33歳の鈴木亜由子(JP […]
2024.11.25
積水化学「1強」の力示すも連覇ならず「想定以上の走りができなかった」/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.25
歴史的熱戦!JP日本郵政Gが積水化学に競り勝つ!しまむらが初の3位 パナソニック4位、エディオン2年ぶりシード/クイーンズ駅伝
◇第44回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月24日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) クイーンズ駅伝が行われ、JP日本郵政グループが2時間13分54秒で4 […]
2024.11.24
小江戸川越ハーフで東洋大勢がワン・ツー 吉田周が2年連続1時間2分台で連覇 2位は西村真周
小江戸川越ハーフマラソンが11月24日、埼玉県川越市の川越水上公園発着で行われ、男子の招待ハーフでは吉田周(東洋大4年)が1時間2分54秒(速報値)で2年連続優勝を果たした。 吉田は前回大会を1時間2分43秒の自己ベスト […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会