HOME 高校

2023.08.02

男子400m平川慧が46秒63!「幸せに浸りたい」3年前の中学王者が同種目で沖縄県勢初V!/北海道IH
男子400m平川慧が46秒63!「幸せに浸りたい」3年前の中学王者が同種目で沖縄県勢初V!/北海道IH

インターハイ400mを制した平川慧

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場)

北海道インターハイの1日目が行われ、男子400mは平川慧(コザ3沖縄)が、決勝ではただ1人47秒を切る46秒63の好記録をマークして優勝した。

200mでも21秒06の自己ベストを持つ平川。前半から一気に加速すると、ラストまで力強く駆け抜け、右手を突き出した。46秒63は沖縄県高校新で、同種目では県勢初優勝を飾った平川。「この種目で沖縄県勢が優勝したことがないのは知っていました。1年生の頃から初優勝は自分だと思っていました」と笑顔を見せ、「記録も、優勝も、どちらもうれしい。今はこの幸せに浸りたい気分です」と喜んだ。

小学3年生で陸上を始め、あげな中3年時には全中こそコロナ禍で中止となったが、秋の代替開催となった全国中学生大会の400mを48秒48(当時・中学歴代5位)をマークして優勝した。

高1の福井インターハイでは3位。昨年はインターハイの入賞こそを逃したが、400mでU20日本選手権6位。300mでは高校最高の32秒85を持ち、栃木国体少年A2位、U18大会優勝など強さを見せてきた。

今季は腰の違和感や、「元々、好きだった」という200mにも注力してきたため、一時は200mに専念する考えもあったという。もちろん、4日目の200mでも「2種目で勝ちたい」とタイトルを狙っていく。

広告の下にコンテンツが続きます

「あこがれ」だという同じ沖縄出身で走幅跳の東京五輪代表・津波響樹(大塚製薬)のように、「将来は世界大会に出られるような選手になりたいです」と力強く語った平川。インターハイ初日、熱い南風が北の大地に吹き抜けた。

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場) 北海道インターハイの1日目が行われ、男子400mは平川慧(コザ3沖縄)が、決勝ではただ1人47秒を切る46秒63の好記録をマークして優勝した。 200mでも21秒06の自己ベストを持つ平川。前半から一気に加速すると、ラストまで力強く駆け抜け、右手を突き出した。46秒63は沖縄県高校新で、同種目では県勢初優勝を飾った平川。「この種目で沖縄県勢が優勝したことがないのは知っていました。1年生の頃から初優勝は自分だと思っていました」と笑顔を見せ、「記録も、優勝も、どちらもうれしい。今はこの幸せに浸りたい気分です」と喜んだ。 小学3年生で陸上を始め、あげな中3年時には全中こそコロナ禍で中止となったが、秋の代替開催となった全国中学生大会の400mを48秒48(当時・中学歴代5位)をマークして優勝した。 高1の福井インターハイでは3位。昨年はインターハイの入賞こそを逃したが、400mでU20日本選手権6位。300mでは高校最高の32秒85を持ち、栃木国体少年A2位、U18大会優勝など強さを見せてきた。 今季は腰の違和感や、「元々、好きだった」という200mにも注力してきたため、一時は200mに専念する考えもあったという。もちろん、4日目の200mでも「2種目で勝ちたい」とタイトルを狙っていく。 「あこがれ」だという同じ沖縄出身で走幅跳の東京五輪代表・津波響樹(大塚製薬)のように、「将来は世界大会に出られるような選手になりたいです」と力強く語った平川。インターハイ初日、熱い南風が北の大地に吹き抜けた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUは3月31日付で引退選手と退部者を発表した。 真船恭輔、小山司の2名が現役を引退する。真船は1997年生まれの27歳。学法石川高(福島)時代には2年連続で全国高校駅伝に出場。相澤晃(旭化成)、阿部弘輝(住友電 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

2025.03.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」 彼はゴール後のインタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top