◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)2日目
アジア選手権の2日目午前セッションが行われ、男子ハンマー投では福田翔大(日大院)が71m80で3位に食い込み、日本勢5大会ぶりメダル獲得となる銅メダルを手にした。
2年ぶり2度目の優勝を飾った6月の日本選手権よりも「緊張はしなかった」と福田。その言葉通り、2投目に日本選手権で出したばかりの日本歴代7位・学生歴代3位の自己ベスト(71m79)を1㎝上回る自己新スローでトップに立つ。
その後、同じ2回目に71m83を放ったスクフロブ・ホジャエフ(カザフスタン)、4投目に72m13をマークした王琦(中国)に抜かれ、自身も記録を伸ばせなかったもののメダルラインを死守。「記録的には優勝も狙えたけど、それを逃してしまった」と悔しさをのぞかせつつ、「最低限のライン」というメダル確保にホッとした表情を見せた。
大阪桐蔭高から日大へ進学し、アジア大会5連覇を誇る室伏重信コーチの指導を受けて力を伸ばしてきた。日大大学院へ進んだ今季は、「自己ベストも上がったし、アベレージも上がっている」と手応えを感じている。
「ハンマーを力づくで上半身で振り回してしまう」ことが課題だが、「もうちょっと時間をかけて、辛抱してトレーニングして、73m~74mいきたい」と先々を見据える。
秋には、もう1度アジアに挑戦する機会がある。「アジア大会でリベンジしたい。後半記録が伸びてくる選手が多かった。欲を出し過ぎず、動きが崩れないような投げを」と福田。さらなる飛躍への一歩は、このバンコクで踏み出した。
日本勢は柏村亮太(ヤマダホールディングス)も71m24で4位に入っている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.31
-
2025.03.25
-
2025.03.26
-
2025.03.25
-
2025.03.23
-
2025.03.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.03.31
【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.03.31
京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走
京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]
2025.03.31
NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部
NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報