HOME 国内

2023.06.03

400mH優勝候補の児玉悠作は3位 フィニッシュ前で逆転許し「悔しさがあります」/日本選手権
400mH優勝候補の児玉悠作は3位 フィニッシュ前で逆転許し「悔しさがあります」/日本選手権

日本選手権男子400mH3位の児玉悠作

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に男子400mハードル決勝が行われ、児玉悠作(ノジマ)は49秒83で3位だった。

8台目まではトップ。だが、持ち味だったはずのラストで伸びず、49秒52で優勝した小川大輝(東洋大)、49秒78で2位の山内大夢(東邦銀行)の猛追に屈した。「資格タイム1位で臨んでいたので、悔しさがあります」と振り返る。

法大卒の社会人ルーキーは、5月3日の静岡国際を49秒01、5月21日のセイコーゴールデングランプリを今季日本人ただ1人の48秒台(48秒77)で制覇。自己ベスト50秒16から、一躍日本のトップを争う位置まで飛躍を遂げた。

ただ、日本選手権はこれが2度目の出場で、決勝は初挑戦だっただけに、重圧はあっただろう。それでも、世界選手権の代表選考において重要な「3位以内」は死守し、「この後に標準記録(48秒70)を突破すれば代表に内定するので、そこを目指していきます」と顔を上げる。

それでも、やはり優勝を逃したことには悔いが残る。「来年に向けて、今から闘志を燃やしていきます。次は負けません」と力強く語り、取材エリアを後にした。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)3日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の3日目に男子400mハードル決勝が行われ、児玉悠作(ノジマ)は49秒83で3位だった。 8台目まではトップ。だが、持ち味だったはずのラストで伸びず、49秒52で優勝した小川大輝(東洋大)、49秒78で2位の山内大夢(東邦銀行)の猛追に屈した。「資格タイム1位で臨んでいたので、悔しさがあります」と振り返る。 法大卒の社会人ルーキーは、5月3日の静岡国際を49秒01、5月21日のセイコーゴールデングランプリを今季日本人ただ1人の48秒台(48秒77)で制覇。自己ベスト50秒16から、一躍日本のトップを争う位置まで飛躍を遂げた。 ただ、日本選手権はこれが2度目の出場で、決勝は初挑戦だっただけに、重圧はあっただろう。それでも、世界選手権の代表選考において重要な「3位以内」は死守し、「この後に標準記録(48秒70)を突破すれば代表に内定するので、そこを目指していきます」と顔を上げる。 それでも、やはり優勝を逃したことには悔いが残る。「来年に向けて、今から闘志を燃やしていきます。次は負けません」と力強く語り、取材エリアを後にした。

【動画】フィニッシュ前の逆転劇! 男子400mHをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.30

【世界陸上プレイバック】―87年ローマ―走高跳頂上決戦はコスタディノワが制す!やり投・溝口が日本初入賞

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場

2025.03.30

関口絢太が10000m28分07秒46の自己新 石原とともに米国遠征The TEN出場

The TENが3月29日に米国・カリフォルニア州で行われ、男子10000mに出場した関口絢太(SGホールディングス)が28分07秒46の組5着だった。 関口は立教大出身で、昨年の箱根駅伝は10区区間3位。卒業後にSGホ […]

NEWS 優勝は自己新の小林航央 青学大・田中悠登はラストラン5位/ふくい桜マラソン

2025.03.30

優勝は自己新の小林航央 青学大・田中悠登はラストラン5位/ふくい桜マラソン

ふくい桜マラソン2025が3月30日に福井駅前発着のコースで行われ、小林航央(新電元工業)が2時間16分37秒で優勝した。小林は中学時代に800mに優勝し、筑波大では中距離から長距離までこなしている。これまでのベストは2 […]

NEWS 丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権

2025.03.30

丸山竜也が銅メダル 女子は川村楓の5位が最上位/アジアマラソン選手権

アジアマラソン選手権が3月30日、中国・浙江省嘉興で行われ、男子は丸山竜也(トヨタ自動車)が2時間11分51秒の3位に入った。 丸山は10km付近でやや先頭集団から離されそうになるものの、すぐに追いつき、横田俊吾(JR東 […]

NEWS 青学大・若林宏樹の学生ラストランは2位!TBS感謝祭マラソン激走「箱根よりきつかった」

2025.03.29

青学大・若林宏樹の学生ラストランは2位!TBS感謝祭マラソン激走「箱根よりきつかった」

青学大の若林宏樹がTBSの「オールスター感謝祭2025春」に出演した。若林は番組恒例の赤坂ミニマラソンに出場して2位だった。 約5km、心臓破りの坂がランナーたちを苦しめる番組の人気企画。今年の箱根駅伝で5区区間新を出し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top