2023.06.01
◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)1日目
ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の1日目に男子200m予選が行われた。
予選に先駆けて予備予選もあったが、そこで20秒67(+0.4)をマークした宇野勝翔(順大)が予選でも好走。2組に入ると前半から飛ばし、20秒49(+0.4)の全体トップの記録を叩き出した。
昨年の日本インカレ100m王者の宇野だが、福井・北陸高時代には200mを専門としてきた。今では「100mが好きなので100mで勝負したい」と言うが、今季は200mで関東インカレも20秒84のベスト、ここでも2連続自己新と、再び記録を短縮してきただけに「少し複雑な気持ち」と苦笑いした。
ただ、「決勝で表彰台争いできるように練習してきた。優勝目指して頑張りたい。20秒3~2台後半が出ればうれしいですが勝負を意識したい」と翌日の決勝を見据えていた。
静岡国際で20秒10(+2.6)を出している鵜澤飛羽(筑波大)は予選1組で悠々トップ。ラストは流しつつ20秒52(+0.4)をマークした。
「明日(決勝)の刺激入れとして20秒5だったので良かった。タイムは気にせず勝ち切りたい」と意気込みを語った。
3組トップは第一人者の飯塚翔太(ミズノ)。20秒63(+0.1)をマークし、「良い感じに仕上がっているので、今日の(走りの)タイミングを、決勝でスピードを上げた時に出せるかどうか」と話した。
ブダペスト世界選手権の参加標準記録は20秒16。高めの設定な上に、明日は雨予報となる。ワールドランキングでの世界選手権出場、そしてアジア選手権・アジア大会代表入りに向けて、大事な勝負となる。200m決勝は2日目の20時に号砲が鳴る。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.04.01
NDソフトに中大の東海林宏一が加入!「目標はニューイヤー駅伝1区区間賞」
4月1日、NDソフトは自社のSNSで、中大の東海林宏一が加入したことを発表した。 東海林は山形県出身。山形南高時代には県高校駅伝1区区間賞や、5000mで自己記録となる14分01秒97などをマーク。中大入学後は怪我の影響 […]
2025.04.01
東洋大長距離部門新主将に網本佳悟! 新スローガンも決定 「その1秒をけずりだす走りを体現します」
東洋大男子長距離部門はチームの公式HPで、2025年度の学生スタッフ6人とスローガンを発表した。 自身初となる箱根駅伝で8区2位と好走し、チームの20年連続となるシード権獲得に貢献した網本佳悟(4年)が新主将に就いた。長 […]
2025.04.01
SGホールディングス 大林洸己が加入 塩見雄介氏が総監督に、仲野明ヘッドコーチが後任監督 松岡悟史氏がコーチ就任
SGホールディングスは4月1日、陸上競技部に同日付で大林洸己が加入すると発表した。また、同部の指導体制についても併せて発表し、これまで監督を務めていた塩見雄介氏が総監督に、ヘッドコーチだった仲野明氏が後任の監督に就任する […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報