HOME 国内

2023.05.19

日本陸連が「陸上競技会開催のガイダンス」の廃止を発表 コロナ禍での対策、対応に「心より御礼」
日本陸連が「陸上競技会開催のガイダンス」の廃止を発表 コロナ禍での対策、対応に「心より御礼」

コロナ禍では競技会開催にあたり、さまざまな制限が求められていた

日本陸連は5月19日、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴い、各競技団体に向けて策定してきた「陸上競技会開催のガイダンス」を廃止することを発表した。

ガイダンスは20年に第1版が発表され、競技会開催には3密の回避、参加者の体調管理チェック、室内清掃・消毒の準備など、さまざまな感染防止対策を求めていた。

その中で、観客を入れないことや、声を出しての応援の禁止といった制限が設けられるなどした。

その後、コロナ禍の状況によって改定が加えられ、今年3月からはマスク着用については「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする」と変更。声を出しての応援については「制限しない」とし、競技会場への入場制限についても「主催者において適切に判断すること」としていた。

日本陸連はガイダンスの廃止の理由として、5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されたことを挙げ、今後の感染症対策については、政府が発表している新型コロナウイルス感染症対策ホームページなどを参照するように求めている。

3年あまりにわたって、感染症対策と競技会開催の料率に取り組んできた日本陸連は、「対策・対応にご尽力いただきました競技会主催者および関係者の皆様にこの場をお借りして、心より御礼を申し上げます」とSNSを通じてコメントを発表した。

広告の下にコンテンツが続きます
日本陸連は5月19日、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴い、各競技団体に向けて策定してきた「陸上競技会開催のガイダンス」を廃止することを発表した。 ガイダンスは20年に第1版が発表され、競技会開催には3密の回避、参加者の体調管理チェック、室内清掃・消毒の準備など、さまざまな感染防止対策を求めていた。 その中で、観客を入れないことや、声を出しての応援の禁止といった制限が設けられるなどした。 その後、コロナ禍の状況によって改定が加えられ、今年3月からはマスク着用については「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする」と変更。声を出しての応援については「制限しない」とし、競技会場への入場制限についても「主催者において適切に判断すること」としていた。 日本陸連はガイダンスの廃止の理由として、5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されたことを挙げ、今後の感染症対策については、政府が発表している新型コロナウイルス感染症対策ホームページなどを参照するように求めている。 3年あまりにわたって、感染症対策と競技会開催の料率に取り組んできた日本陸連は、「対策・対応にご尽力いただきました競技会主催者および関係者の皆様にこの場をお借りして、心より御礼を申し上げます」とSNSを通じてコメントを発表した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.31

SUBARUの真船恭輔が現役引退「本当に楽しい陸上人生」小山司、小林光二コーチも社業に専念

SUBARUは3月31日付で引退選手と退部者を発表した。 真船恭輔、小山司の2名が現役を引退する。真船は1997年生まれの27歳。学法石川高(福島)時代には2年連続で全国高校駅伝に出場。相澤晃(旭化成)、阿部弘輝(住友電 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

2025.03.31

【世界陸上プレイバック】―91年東京―国立競技場がルイスに熱狂!マラソン谷口が殊勲の金メダル

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

2025.03.31

京セラの白井明衣が引退 22年にはプリンセス駅伝に出走

京セラの白井明衣が、3月23日に行われた鹿児島県実業団陸上競技記録会の女子3000mに出場。このレースをもって競技生活を引退することが公式Instagramで伝えられた。 白井は山口・中村女高を卒業後、2020年より京セ […]

NEWS NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

2025.03.31

NDソフト ニューイヤー駅伝出場の大倉秀太とケニアと2拠点活動の鈴木太基が退部

NDソフトは2024年度で大倉秀太、鈴木太基の2選手が退部すると発表した。 鈴木は愛知・豊川工高を経て大東大に進学。4年時には全日本大学駅伝で7区4位、箱根駅伝7区9位と3大駅伝に出走している。卒業後はラフィネで活動し、 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

2025.03.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第55回「努力でコンパスを大きくする~マラソン強化のDNAを引き継ぐ~」 彼はゴール後のインタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top