アジア大会PREVIEW 男子走高跳 戸邉直人(つくばツインピークス)(『月刊陸上競技』2018年9月号誌面転載記事)

ジャカルタ・アジア大会PREVIEW(『月刊陸上競技』2018年9月号誌面転載記事)

男子走高跳 戸邉直人(つくばツインピークス)

欧州で日本歴代2位タイの2m32 〝仮想アジア大会〟DLモナコでは4位

 男子走高跳の戸邉直人(つくばツインピークス)が、7月に今季2度目の欧州遠征を敢行。熱中症となって2位に敗れた6月下旬の日本選手権の影響をまったく感じさせず、今季最大の目標に掲げるアジア大会に向けて、きっちりと仕上げてきている。
 7月20日のダイヤモンドリーグ(DL)モナコ大会の出場は決まっていなかったが、「たぶん出られるだろう」と見込んで「モナコで記録を狙う」ことが今遠征のテーマ。日本選手権後はすぐに体調も回復し、2m30を今季3度も成功するなど好感触の技術や身体の状態はキープしている。
 その前のステップとして、7月11日のリニャーノ・サッビアドーロ(イタリア)での試合に出場。2011年テグ世界選手権銅メダルのトレヴォール・バリー(バハマ)を寄せ付けず、2m30を2回目にクリアして優勝を決めると、バーを2m32に上げた。2014年に2度越えている自己ベスト(2m31)を1cm上回る、日本歴代2位タイの高さ。これを、2回目に成功してみせた。
 この大会はあくまでも「技術の確認」がテーマで、助走も今季取り組む補助助走付きの「9歩」より、3歩少ない「6歩」で行った。競技場が小さく、助走距離が十分に取れなかったことが主な理由だが、1歩目が逆脚になることに躊ちゅう躇ちょはなかったという。「昨年も同じ試合に出ましたが、7歩でもきつく感じました。だから、踏み切りに余裕を持たせるために6歩にしました」と戸邉。その中で、「かなりいい技術を出せた」ことが4年ぶりの自己新につながった。

※この先は2018年8月10日発売の『月刊陸上競技』9月号でご覧ください